お金を貯められる人は几帳面な人です。
いつの間にか自然とお金が貯まっていた・・・というのではなく、意図的にお金を貯めようとしたから予定通りにお金が貯まっていた・・・となるものです。
ここで言う几帳面とは「細かいことを疎かにしない」という意味ですが、もっと言うと「細かいことにもこだわる」とも言えます。
そのための道具として、家計簿や小遣い帳やB/S(貸借対照表)やP/L(損益計算書)やC/F(キャッシュフロー計算書)をつけていたり(つくっていたり)、財布をいくつも使い分けたり、クレジットカードや各種ポイントカードも戦略的に使い分けをしていたりします。
持って生まれた性格もあるかもしれませんが、後天的にいくらでも身につけることができる性質です。
そうした訓練や躾によってお金に関して几帳面さが身に付くと、たとえ少額といえどもお金を無駄遣いしなくなりますし、反対に高額であっても必要性を感じればポン!とお金を使います。
几帳面な人の中にもお金をたくさん稼げる人とそうではない人がいますが、共通しているのは年齢とともに「貯金が増えている」ということと、「自分ではなく他人のためにはお金をケチらずに使う意識が強い」ということです。
逆に言うと、お金の出入りに無頓着でアバウトな人は、「お金を貯めることができない」という意味での共通した特徴があります。
そうした躾は自学自習も含めて29歳までに身につけておくことが望ましいと思います。
20代で身に付いていないと、30代以降になるとそれまでの傾向が加速して強まっていくからです。
20代で几帳面な人は、30代以降にきっとお金を貯めていくことが上手にできると思います。