日本の子どもは、周りへの気恥ずかしさからか、クラスに好きな子がいても意に反して「興味ないよ/別に好きじゃないよ」・・・などと言ったりします。
本心とは真逆のことを他人向けの言葉とするわけです(=タテマエ)。
大人になっても、似たような発言をする人は多いのかもしれません。
たとえば、「もっと給料が欲しい/もっとお金があったらなあ・・・」と本音では思っているのに、人前でお金のことを言うとみっともないと思って「別にお金のために働いているわけじゃないし/お金がすべてじゃないから・・・」などと言います。
お金に無関心を装う人の中には、逆に本音ではお金に異常に執着している人も多いような気がします。
お金に興味がない素振りをする人は、もしかしたら周りの目を気にし過ぎる人なのかもしれません。
また、本当に興味がなければ収入と支出のバランスが崩れて、毎月・毎年苦しい生活になっていく恐れがあります。
ビジネスチャンスや儲けることに鈍感でいると、人は積極的に収入を増やす努力をしません。
お金が減っていくリスクに晒(さら)されつつ、しかも稼ぐチャンスも逃してしまう・・・というダブルパンチでは、ちょっともったいない生き方になってしまうかもしれません。
結果として少なくともお金が貯まることも増えることもないと思われます。
お金について熱く語る必要はないとしても、ある程度の勉強をして知識を身に付け、必要な場面で適切な言動をとれる準備をしておく姿勢は大切だと思います。