老後に必要な資金の額をいろんな人がいろんな切り口で主張されています。
ある人は3,000万円必要だ・・・と言い、別のある人は6,000万円は欲しいところだ・・・と言い、中には1億円以上あれば安心だ・・・と言う人もいます。
言えるのは、こうした主張のほとんどどれもが「貯めたお金で老後を生き抜く」という前提になっている・・・ということです。
難点は、「その生き抜く時間(=寿命)は人によって異なるし、寿命が何歳になるのかは誰にもわからない(本人にすらわからない)」・・・ということです。
当然、寿命が延びれば貯金を取り崩すやり方ではいつか貯金が枯渇するときがやってきます。なかなか死ぬときにちょうど貯金額が0円になる、なんてことにはなりません。
したがって、「老後のお金」についての向き合い方を見直すことが大事だと思います。
実際多くの人がそうした考え方に気づき始めているような気がします。
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人生50年時代はもうとっくに昔の話で、人生80年時代も過去の事になりつつあります。
100歳まで生きることが普通になる世の中がすぐそこに迫っていると思います。
長生きしていくうえで、どうしてもお金が必要です。
一方で、頼みの綱である公的年金にはいくつもの不安があります。
支給額が一番懸念されるところですが、支給の時期についても今後引き上げられて70歳~となっていく恐れがあります。
インフレ懸念もありますから、とてもとても年金だけでは生活をすることはできないでしょうし、そのために貯金を取り崩すとしても貯金だけでは心許ないのが現実だと思います。
まあ、ハッキリ言ってよほどの超お金持ちでない限り「貯金だけではムリ!」だと思います。
そうなると選択肢は2つです。
1.高齢になっても働き続ける(稼ぎ続ける)こと
2.権利収入の仕組みを作っておくこと
1.の高齢になっても働き続ける・・・といっても、100歳まで健康優良状態であり続けられる保証はないし、むしろ体のどこかに変調をきたしている可能性のほうが大です。
歳をとれば、人間誰しも病気の一つや二つを抱えていても不自然ではありません。
2.の権利収入の中でも、一般的なサラリーマンが作りやすい仕組みは「投資に依るもの」です。
まとめると、結局のところ、長生きリスクに備えるには貯金だけではダメで、それ以外に権利収入の仕組みを持つことが大事・・・とりわけ「投資」を避けては通れない・・・ということです。
人生100年時代では、「お金をいくら貯め込むか?」よりも「働かなくても入ってくるお金の仕組みをいくつ作れるか?」のほうが大事です。
そういう意味でも、安定した収入を生み出してくれる権利収入源を健康なうちにいくつも作っておくことが大切だと思っています。
それを実現できる大きなフィールドが不動産投資だと思います。