1ドル120円台でスタートした2016年。
1ドル117円台でスタートした2017年。
そして2018年は1ドル112円台でのスタートとなりました。
3カ月経って、今や1ドル106円台です。
1年単位で見れば、ここ直近の3年間では120円 →117円 →112円→106円と円高傾向にあることがわかります。
円高はどんどん加速しているように見えます。
円高になると、海外からの資金流入、人の来日を呼び込みやすい環境になります。
2020年の東京オリンピックまでは、もしかするとこうした傾向が続くのかもしれません。
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為替トレーダーや貿易関係の職に就いている人を除き、ほとんどの人にとっては日々の為替変動が生活や仕事に直接影響を及ぼすことはありません。
為替に関係なく自分の収入源があり、毎月お金を稼いでいます。日本で暮らしていれば当然「円」でお金が懐に入ってきます。
その「円」で保有しているお金・資産の類を今後どのように運用していくのか?
それとも運用をしないでそのまま放っておくのか?・・・といった事をこの3月末という年度末は考え直してみるのに良い時期かもしれません。
自分の資産類を棚卸しして、整理整頓して、再活用すべきなら再活用にまわす・・・ということです。それには「長期目線」が必要不可欠です。
定点観測で見れば為替がここ3年で円高傾向に動いているように、日々の短期目線では気づかないようなことも長期目線では気づけたりします。
年度の変わり目では少し落ち着いて考える時間があるでしょうから、ご自身の投資戦略や資産ポートフォリオの再構築を考え直してみるのも悪くないと思います。