細かい言い方をすれば、「お金を使った投資というのはお金をゼロから稼ぐことではなく、既にあるお金を使ってさらに増やすこと」だと言えます。
したがって、投資をする際には原則として元金が必要です。ただし、そのお金がなくても「借りる」という手法を使えば、実践することができます。
多くの不動産投資家はそうやって「融資」を銀行から受けて行なっています。
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アメリカの大富豪ウォーレン・バフェットさんの1年間の投資利回りは約10~20%だそうです。
経験経験のある人ならこの「利回り20%」という数字がとてつもなく高い数字であることがわかりますが、投資経験のない人には「たったそれだけなの?」と思えるかもしれません。
投資では10%以上もあればかなり好成績だと私は思っていますが、一般的な感覚としては「10%=たかが・・・」という評価になるのかもしれません。
でも、野球では打率3割(30%)で一流とされるわけで、やはり勝率はそれくらい低いものでも優秀レベルに該当すると思います。
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10%くらいの利回りだと、最初のうちはあまり「増えた」実感を持てないかもしれません。
でも、複利のパワーが働けばやがてそれはとんでもなく大きな額になっていきますし、単利であっても毎年それだけの「増加」があれば、とても素晴らしいことだと思います。
本質が見えている人は、目先の小さなお金なんて気にかけません。
目先的には小さなお金であっても、それが積み重っていくうちに大きなお金になることを知っていますし、その仕組みが自分を将来的にお金持ちにしてくれるとわかっているからです。
何事も短期的目線で「今すぐにくれ!」と欲しがるよりも、長期的目線で「後でいいよ~」というくらいのほうが、トータルでは大きな利を得ることができると思います。
長い目で物事を見るマインドセットが大切だと思います。不動産投資は「お金を増やすための手段」であり、その名のとおり「投資」です。
この概念を正しく理解し実践できれば、本当に経済的にはラクになれます。
経済的にラクになる・・・ということは、まわりまわって精神的にもラクになり余裕が持てます。
「不動産投資でお金を増やす」ことを考えていくことは、きっと人生を豊かなものにしてくれることに通じる・・・と思います。