高齢者の持ち金、吐き出し作戦

※当サイトは個人ブログです。アフィリエイト、対価の伴う商品紹介等は一切行っておりません。
※当サイトのイメージ画像は https://pixabay.com/ 様に登録されているクリエイター様の制作画像を利用しております。
※当サイトのイメージ画像は、Pixabay様の定める「コンテンツライセンスの概要」を遵守し利用しております。

バブルがはじける前の1989年の日本人の個人金融資産は約1000兆円だったそうです。

その後「失われた25年」と称される長期停滞期に日本経済は入りましたが、2014年の個人金融資産残高は何と!約1700兆円と25年間で700兆円も膨らんでいたそうです。

いったいどこが「失われた25年・・・」だったのか?!

そして、その1700兆円の大半を持っているのが実は65歳以上の高齢者(今の年齢で70歳以上)という分析結果があるそうです。

一部では老後破産とか下流老人といった言い方もされている層ですが、やはり巷間言われているように「二極化」が起きているのだと思います。

つまり、持っている人はしこたま持っているし、持っていない人はほとんど持っていない・・・というわけです。

その年齢になると、昔ほどの消費活動はなくなり、既に欲しいものは何でも持っていますし、どこかへ行くにしてもあまり遠出や長期間の外出はしたがらないものです。

したがって、それらのお金はほとんど世の中に出回ることなく、静かにお墓に持っていく・・・相続財産として次世代に引き継がれる(相続税として若干は没収される)・・・という読みが成り立ちます。

政府がさまざまな経済政策を打っても、それらが高齢者に響くことは少なく、多くのお金・資産を持っている高齢者たちはただ単に持っているだけで消費せずに過ごす・・・という構図がここ数十年の流れなのかもしれません。

一説には高齢者の死亡時の一人平均貯蓄残高は3500万円近いそうです。

ヘンな話、死ぬ時が一番お金持ち・・・ということもあり得るかもしれません。

若年層の賃上げや働き方改革をしても、高齢者にはなんのその・・・で、一向に関係のないことに映っているかもしれません。

そういう意味で大事なのは、「高齢者たちにもっとお金を使わせる政策・教育」とも言えます。

まあ、一番手っ取り早いのは「寄付」ですがなかなかそうもいきません。

日本人は寄付をするという習慣があまり身に付いていないし、お金が無くなる不安のほうが寄付をする気持ちよりも勝ってしまうからです。

でも、もし寄付をしてくれたらその「見返りを適切に与えること」ができれば、人の意識も変わるかもしれません。

たとえば、終身の生活保障、無税、家族も向こう○十年にわたって無税、一定の生活保障、医療費無料、教育費無料・・・などです。

「程度」の問題もあって、もちろん反対意見もあると思いますが、それくらい思い切った「高齢者の持ち金吐き出し作戦」を決行することができれば、日本の財政状態を好転させる一助になるような気がします。

ちょっと過激で乱暴な考え方かもしれませんし、そうすることで「階層化/格差拡大」につながる恐れもありますが、一考の余地はあると思います。

※当サイトは個人ブログです。アフィリエイト、対価の伴う商品紹介等は一切行っておりません。
※当サイトのイメージ画像は https://pixabay.com/ 様に登録されているクリエイター様の制作画像を利用しております。
※当サイトのイメージ画像は、Pixabay様の定める「コンテンツライセンスの概要」を遵守し利用しております。
澤井豊、連載!
人気不動産投資サイト「楽待(不動産投資新聞)」で連載中!
今すぐこちらをクリックしてご覧ください。




あなたを「経済的自由人」に導く教科書をぜひお読みください!

電子書籍シリーズ11作品は、すべてKindle読み放題対応です!
・お金の教養シリーズ5作
・ビジネス人生論シリーズ2作
・組織マネジメントシリーズ4作

【お金の教養シリーズ】

『30代40代サラリーマンのためのセミリタイア入門』(お金の教養シリーズ5)【まずは本作から!】

『成功する人のお金の貯め方』(お金の教養シリーズ4)

『「稼げる人」になりたい人に贈る本』(お金の教養シリーズ3)

『投資して成功する人、浪費して貧乏になる人』(お金の教養シリーズ2)

『エグゼクティブ・シフト~人生を変えるお金の成功思考』(お金の教養シリーズ1)

【ビジネス人生論シリーズ】

『経済的自由を目指して自分の人生に一歩踏み出そう』(ビジネス人生論シリーズ2)

『年収1,075万円を稼げる人の条件』(ビジネス人生論シリーズ1)

【組織・マネジメントシリーズ】

『あなたが上司になったら最初に読む本』(組織・マネジメントシリーズ4)

『仕事運・金運・財運を上げる「ビジネスマン思考」24のルール』(組織・マネジメントシリーズ3)

『上場企業流!伸ばす経営術』(組織・マネジメントシリーズ2)

『真の企業リーダーとなるための教科書』(組織・マネジメントシリーズ1)

【紙書籍】

『サラリーマンが経済的自由を得るお金の方程式』

『サラリーマンのためのビジネスマン研修・ヒント100』

澤井豊の著作一覧
記事について
転載・寄稿のご依頼について

★ブログご購読はコチラから
follow us in feedly
ホームページ、SNS
http://newofficesawai.com/

Twitter

Facebookページ

関連記事

投稿カレンダー

2025年6月
 1
2345678
9101112131415
16171819202122
23242526272829
30  

注目のお勧め記事!

  1. 2020-2-23

    お金の心配がないことで変わること

    経済的に自由な状態にあるということは、「多少のお金のことなら心配がない」というだけのことなのですが、…
  2. 2017-7-13

    【人生設計】サラリーマンこそ「投資」に踏み出そう!

    サラリーマンが自分の収入を増やそうと思ったら、残業をしたり休日出勤をしたりして自分の時間を犠牲にする…
  3. 2021-3-14

    経営改善/家計改善のセオリー

    コロナ禍によって多くの会社や家庭が経済的に苦しくなった・・・と言われています。 …
  4. 2018-6-11

    【注意】無用なアドバイスは価値観の押し付けになる

    人は他人に何かを教えてあげたり、アドバイスをすることに喜びを感じます。 アドバイスできるのは、…
  5. 2021-2-9

    株式市場が開いている時間の意味

    「市場」というのは、当然そこに来る人がいるからこそ成り立つわけで、逆に言うと、そこに来る人を対象とし…
  6. 2017-6-5

    もし1億円の貯金があったら?

    たとえば、サラリーマン時代に残業・休日出勤などを厭わずにせっせと働いて、一生懸命にお金を貯めて、その…
  7. 2017-4-20

    テーマの逆の真理を突くことで、そのテーマが活きてきます

    以前の週刊少年ジャンプは「ジャンプ3大原則」とも呼ばれる「友情・努力・勝利」のいずれかをテーマにマン…
  8. 2018-10-11

    お金持ちになれる投資家の株式購入方法とは?

    ニワトリが先かタマゴが先か? ・・・と同じで、お金持ちが株式を大量に保有しているのは、「お金持…
  9. 2017-7-21

    「投資脳」を持てない人はムリに投資をしないほうがいいかも?

    「投資とはインカムゲインを求めること」であり、キャピタルゲイン(売買差益)を求めるのは「投機」と私は…
  10. 2017-6-29

    レンタルビジネスをある視点でとらえると・・・

    私は映画は映画館で観るので、DVDを借りて観るという習慣がありません。 したがってそうしたお店…

澤井豊の著作一覧

ページ上部へ戻る