ある保険会社の調査によると、60歳になる人の4人に1人が貯蓄額「100万円未満」という結果だったそうです。
しかしながら、世間で言われている平均貯蓄額は2956万円・・・!
これが何を意味するか?というと、結局はごく一部のお金持ち(たとえば1億円以上の貯蓄を持つ人)など)少数の高額貯蓄者が平均値を押し上げている・・・ということです。
「平均値」という統計数字にはとかくマジックが潜んでいるものです。
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かつてNHKの番組で、老後にお金を使い果たして失ってしまうことを「老後破産」と言い、かなりの反響を呼びました。
それは決して夢絵空事ではなく、この10年ほどの間に本当に「老後破産」に陥る人が急増している・・・とも言われています。
「老後破産」に陥ってしまってからだと、その状態から抜け出すことはかなり厳しいと言えます。
なぜなら、「老後」である以上、もはや労働市場からの就労収入を期待することはほぼムリだから・・・です。
収入源が閉ざされているのに「破産」から抜け出そうとしても、それはほぼ不可能です。
老後破産に陥ってから対策を練ろうとしてもムリだとすれば、やはり大事なのは
1.老後破産に陥らないこと
2.そのために収入の源泉を用意すること
・・・が必要です。
お金に固執し過ぎるのもあまり良くないと思いますが、でも、老後生活を快適に暮らしていくにも「お金」は必要です。
その「お金」を公的年金だけに頼る時代はもう終わりました。
後は自助努力で自分の力で、現役時代のうちに何とかしておくことが必要です。
早い人・・・目鼻が利く人は、もう既に対策を練って、手を打っています。
そうした先人の道・知恵が用意されているのですから、後はその良いところをマネしてなぞっていけば良いだけだと思います。