サラリーマンは自分の毎月の手取り収入がもっと増えたら嬉しいに決まっていますが、具体的に
1.いくら増えたら嬉しいのか?
2.そうなるために何か行動をしているのか?
・・・と聞かれるとたいていの人は「不明/ノー」と答えると思います。
そこがビジネスマンと違うところです。
ビジネスマンは、自分の中でそうしたことはいつも明確にしています。
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仮に「毎月5万円の収入アップを毎年したい」と思うなら、1年間では60万円分であり、2年で120万円分、3年で180万円分、4年で240万円分・・・となり、10年では600万円分に相当します。
年収ベースで600万円と考えると、普通のサラリーマンの1年分の給与と同じ(かそれ以上)です。
一気に年収600万円アップを図るのは難しいことですが、1年あたりで60万円アップ(=1ヶ月あたりで5万円アップ)を10年間、毎年連続して行なう・・・と思えば、難しさのハードルも下がります(それでもまだ高いハードルかもしれませんが・・・)。
この「たった10年(←あえて「たった」と書きました)」を待てない人が世の中には多くいて、そういう短期目線の人が投機やギャンブルや下手をすると詐欺話に流れていきます。
あわよくば月収100万円アップ!・・・なんてまずもって無理だと思うほうが正しいです。
私はコツコツと、でも、確実に前進していくほうが好きですし、自分の性にも合っていると思っています。
仮に今は月4万円アップしかできないとしても、来年に今年より月6万円アップを果たせれば、平均して月5万円アップしたのと同じです。
そうやって、3年・・・5年・・・7年・・・10年・・・と継続していけば、10年後には今よりも年収600万円の増加となっているわけで、たとえば今40歳のサラリーマンだとすれば、50歳になったときに今よりも年収600万円増えている・・・と思えばけっこう嬉しいことだと思います。
あるいは、10年後でなくても20年後(60歳時)であっても嬉しいと思います。
あるいは、30年後(70歳時)であっても嬉しいと思います。
いずれ使い切れないぐらいの収入になるかもしれません。
10年では難しいことも、コツコツと努力を重ねて30年で実現させるなら、より平易な話になります。
最初はちゃんと積み上がるモノや仕組みなどをがんばって作る必要がありますが、労力は徐々に軽くなっていきます。
貧乏人は「大金なのにそれを小銭扱いしがち」ですが、お金持ちは「小銭なのに大金扱い」をするものです。
時間をかけてコツコツと・・・でも、確実に自分の月収をアップさせていく、という発想は、40代以降のサラリーマンほど大切なことだと思います。