お金は大切なものですから、ある程度の備蓄が手元にないと困ります。
一般的なサラリーマンは、給料の3ヶ月分の貯金を早くつくるように言われたりしますが、できることならさらにその上をいって、手取りベースでの年収の1年分くらいの貯金は欲しいものです。
そして、さらに欲をかくなら「年収(手取り)×3年分」です。
年収の手取り3年分以上を貯蓄できると精神的にかなりラクになります。
何かと挑戦することも簡単にできます。
普段使わないような大金を投資する勇気も湧きます。
一方、貯金が全然なく、むしろ借金生活に陥っていると、精神的にかなり参ります。
借金で首が回らなくなると、日々のちょっとした支出にも敏感になり、ほんの数十円だって惜しんで支払いたくなくなります。
借金の返済に困ってあくせくするのは、自分の人生の主役がお金=借金にすり替わっているかもしれません。
お金を人生の主役にするのはうまくありません。
人生の主役はあくまでも自分自身であり、自分の夢の実現であり、幸せを感じ続けることであって、お金はそうした人生を生きるうえでの手段・道具でしかありません。
お金をコントロールするのが正しい生き方で、お金に人生をコントロールされてはいけないと思います。
お金はあってもなくても人の心を乱し、惑わせるものです。
でも、あるときに比べればないときのほうが遥かに大きく人の心を奪いますから、やはりせめて年収分くらいの備蓄(貯金)は常にあるようにしておくのが良いと思います。