家計簿をつけること自体は簡単なのですが、お金や投資に興味のない人にとっては「続けることが苦痛」に感じられるかもしれません。
これは人それぞれの好みというか、クセというか、資質が関係しているかもしれません。
私は家計簿をつけて自分のお金の収支を把握することが大事だと思っているので、仕事をリアタイアした今でも続けています。
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家計簿をつけると、毎月「お金がいくら入ってきているか」もわかりますが、「どんな分野に消えていっているか」もわかります。
後は自分の主観で「それが妥当なのかどうか?」「自分の収入に対して適切と言えるのかどうか?」を検討するだけで、そこに自己反省と未来創造が芽生えることになります。
支出が多い・・・といって闇雲に節約!節約!と言う必要はありません。
大事なのは「自分のお金がいったいどんな方面に流れていっているのか」の傾向を知り、その対策を講じるスキルを身に付けることにあると思います。
無意識の行動を可視化することで意識的に行なえるように変えていく・・・ということです。
海上に浮かぶ船は、たとえどんなに小さな穴であっても船底に開いたなら、やがて沈没していきます。
小さな漏れであっても、時間が味方すると大きな船を沈めることができてしまう・・・ということです。
家計においても「小さな穴/漏れ」はキケンです。
今すぐに沈没する(破綻する)ことはないにしても、その傾向が見受けられたなら修正する必要がありますし、何よりも「気づく」ことが大事です。
「家計の穴/ほころびの兆し」に時間を味方につけさせてはいけないです。
家計簿をつけることで無意識の行動(支出)を意識的な行動(支出)に変え、家計を守り続ける姿勢を明確にすることが大事だと思います。