世の中にはいろんな「儲け話」が転がっていますが、中には詐欺話も多いので、十分に気をつける必要があります。
言えるのは「儲け話」が人を儲けさせたり豊かにしてくれるのではなく、「まともな話と怪しい話を見極める力」が人を豊かにしてくれる・・・ということです。
今日100万円を投資すれば「50年後」には2億円に増えています・・・と言っても、ほとんどの人は見向きもしません。
なぜなら、そんな遠い話には信憑性がない!と直感的に思い、また仮に本当であってもそこまで待つことはしたくない!と思うからです。
ところが、「6ヶ月で確実に資産が2倍に増えます」・・・と言われると、途端に食いつく人がでてきます。
なぜなら、こっちのほうが目先的(短期的)で、大いにお得感があるように感じられるからです。
また、半分ウソだろう?と思いつつも、もしも本当だったら損をする!というへんな強迫観念を抱くからかもしれません。
人は、長期よりも短期で儲かることを好み、「できるかもしれない」とボカシて言われるより「確実に儲かります」と断言されるほうを信じる傾向があります。
人間というのはそうした不思議な生き物だと思います。
ところが、お金持ちになったり経済的に自由になっていくのは、そうした人の性向の逆をいき、「長期」で考えたり「大儲けしなくてもコツコツと増やし続ければ良い」と考える人に多くあります。
そういう人は「怪しい儲け話」には興味を持ちません。
言い換えれば、いつも「人の裏の花山を目指して歩いていく」ようなものです。
経済的に自分の将来を明るくしたいなら、「まともな話」にだけ乗ってコツコツゆっくりと資産形成を図っていくほうがベターだと思います。
そして「怪しい話」と「まともな話」とを見極める力を持つことが大事だと思います。
ちなみに、冒頭で書いた「100万円の投資で50年後に2億円になる」・・・というのは、実は年間10%程度のリターンを毎年得られれば実現できる数字です。
つまり、100万円の貯金が50年後に2億円にまで膨れ上がっている・・・というのは、まんざらあり得ないことではなく(道は険しいかもしれませんが)、決して夢物語ではないことだと言えます。
言ってみれば「日本国内ではムリでも、海外であればそうした利殖は可能」なことだと思います。
そう考えると、面白いというか、世界は広いというか、まだまだ勉強する余地はいろいろあるものだ・・・と思います。