聞いた話ですが、厚生労働省の人口動態調査によると、東京23区内では孤独死の人が急増しているそうです。
何でも18年前から比べれば10倍以上に増えた・・・とか。
また、厚生労働省のデータによると一人暮らしの高齢者の場合3人に1人が老後破産している・・・とも。
一人暮らしの高齢者になると、老後破産してしまう確率は1/3になる・・・とは何とも恐ろしい数字です。
孤独死/老後破産は、もはや私たちの目の前に迫っている未来危機と言えそうです。
現役時代に何も手を打っていなければ、そうなる確率はこれからますます上がっていくかもしれません。
巷間言われているように、老後の経済的余裕を国や年金には頼ることはできない世の中です。
サラリーマンだって、昔ほど退職金をもらえるわけでもなく、やはり自助努力が第一です。
年金の支給開始年齢は着実に引き上げられているのに、会社内で働く定年年齢は会社任せの状態で、もっと言うと、まだ元気に働けるのに会社からは引退宣告を受けたりするわけです。
人生100年時代ですから、65歳~70歳で会社から退出した後30年余りの人生をやりくりしなければいけないことは明白です。
多少の蓄えがあっても、自分が何歳まで元気で生きられるかなんて誰にもわかりませんし、その間に貯金は着々と減り続けます。
「お金がない/底をつきそう」という現実から逃げたくても逃げることはできないし、残念なことに希望や夢や気力をどんどん奪っていきます。
お金がないだけで、自分がとるべき選択肢がどんどん減っていきます。
あれもこれもできない・・・となると、どんどん生きる気力も失われていくかもしれません。
待っているのはひたすら我慢の生活。
我慢し続けてもその先に待っているのは老後破産ではまったくもってやりきれません。
国や社会に文句を言っても自分の人生が好転することを期待できるはずもなく、現状は変わりません。
変われるのは私たち自身です。
現役時代のうちにしっかり資産を構築して将来の人生を安泰化させる自助努力が大切だと思います。