お金は、元来、経済活動の中で活用されているただの交換の道具でしかないものです。
時間はすべての人にとって一日24時間で同じですが、知恵のある人がいつしかその時間の一部はお金で買うことができることに気づき、そこから加速的に「お金で何かを買うことで巡っリ巡ってお金で時間を買う」という発想が一部で浸透してきました。
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鈍行電車(普通電車)よりも特急電車のほうが乗車料金は高いですが、これもなぜ高いのか?と言うと、それは移動時間を短縮できるからです。
同様に、人がお金を支払ってまで高速道路を使おうとするのは「移動時間が短くなるから」です。
そう考えれば、お金儲けの目的の一つは「時間を得ること」にある・・・とも言えそうです。
つまり、時間を得るためにはお金が必要であり、お金が必要だからビジネスを行なってお金を稼いでいる・・・という実態があるわけです。
一般的には普通のサラリーマンが、単に給与収入だけで大きなお金を得ることは、なかなか難しいものです。
時間が欲しくてお金を得ようとして、その結果自分が一日中働いて時間を使い切っているという構図は、よくよく考えるとおかしなものです。
もちろん、時間が欲しくてお金を得ようという人ばかりではありませんから、人によっては欲しいモノを買うために身を粉にして働いている・・・というパターンもあると思います。
人によっては、ご家族を幸せにしたいから・・・かもしれません。
いずれにしても、お金は生活をより充実させてくれる大切なものですし、お金がない生活よりはお金がある生活のほうが人生は有意義になると思います。
お金を稼いで時間を得る・・・という発想を心の隅に置いて、就労収入だけではなく投資や事業を行なう意識を持ってみると新たな人生のページが開かれると思います。