60代になってもバリバリ仕事ができる・・・って本当?

※当サイトは個人ブログです。アフィリエイト、対価の伴う商品紹介等は一切行っておりません。
※当サイトのイメージ画像は https://pixabay.com/ 様に登録されているクリエイター様の制作画像を利用しております。
※当サイトのイメージ画像は、Pixabay様の定める「コンテンツライセンスの概要」を遵守し利用しております。

総務省発表の「家計調査報告(2020年)」によると、60代以降の独身者は毎月約13.3万円(年間約160万円)の支出があり、既婚者の場合は毎月約22.4万円(年間約270万)円の支出があるそうです。

 

実際はもっと多額の支出があるように思えますが、一応参考数字としてとらえておいて、まあ、月額にして15万円~25万円の支出額は必要になると思っておくと良さそうです。

平均寿命からトータルの金額を計算すると、男性(平均寿命82歳)で仮に90歳まで生きるなら60歳からは30年間なので

→ 独身者/(年間160万円×30年≒4,800万円)
→ 夫婦二人(年間270万円×30年≒8,100万円)

という計算になります。

 

これは最低限の支出額と捉えておくべきであり、これだけだと旅行費や医療費などの突発的な支出をカバーできる余裕はないと言えます。

 

そうした突発的・偶発的支出を加味するなら、この2倍以上は想定しておく必要があるかもしれません。

 

公的年金がもらえることによって、必ずしも上記の金額すべてを自己でまかなう必要はありませんが、でも、公的年金はもらえたらラッキー!くらいの予備費としてとらえておくほうが経済的策定には安心です。

 

そうしたことを踏まえて考えるなら、経済的に安心して歳をとるには「独身者なら4,800万円/既婚者なら8,100万円」の預貯金額もしくは将来的収入額求められる・・・と言えそうです。

 

60歳以降も継続して仕事をすれば定期的にお金が入ってきますが、でも、せいぜい75歳程度までだと腹を括っておいたほうが無難です。

 

80歳を超えて60歳以前と同様の働き方/お金の稼ぎ方ができる人は少数です。

 

20代のころはそんな60歳以降のことなんて考えてもいないし、30代~40代のころは60歳を過ぎても今と同じように働いてお金を稼いでいると錯覚をする人が多いと思います。

 

50代になっても60代になってもバリバリと仕事ができるだろう・・・と40代以下の人は信じこんでいますが、結構は確率でその考えは幻想に過ぎません。

 

身体的な不具合が生じます。

能力的な不具合も生じます。

記憶力も語彙力も発想力も落ちていきます。

 

いろんな観点から考えても、やはり60代以降の経済的安心感を得るには、予め準備しておく必要があると思います。

 

就労しなくても最低でも毎月25万円程度の収入(もしくは預貯金の取り崩し)があるように、自分の家計を構築して置くことがその安心感につながります。

 

それが構築できなければ60歳を過ぎて(あるいは65歳の定年退職後に)自分がまともに仕事ができなくなったときに経済的に詰んでしまうことになりかねません。

 

60代になってもバリバリ仕事ができるというのは一部の優れた人たちだけであって、自分がその仲間入りができるかどうかはわからないけどできないと思って準備をしておこう!・・・と慎重に構えておくほうがベターです。

 

インフレになると必要な金額はさらに増えます。

 

今自分が何歳であっても、将来に備えた行動を起こし、自分の未来像が悲惨なことにならないように手を打つことを意識することは大切だと思います。

 

※当サイトは個人ブログです。アフィリエイト、対価の伴う商品紹介等は一切行っておりません。
※当サイトのイメージ画像は https://pixabay.com/ 様に登録されているクリエイター様の制作画像を利用しております。
※当サイトのイメージ画像は、Pixabay様の定める「コンテンツライセンスの概要」を遵守し利用しております。
澤井豊、連載!
人気不動産投資サイト「楽待(不動産投資新聞)」で連載中!
今すぐこちらをクリックしてご覧ください。




あなたを「経済的自由人」に導く教科書をぜひお読みください!

電子書籍シリーズ11作品は、すべてKindle読み放題対応です!
・お金の教養シリーズ5作
・ビジネス人生論シリーズ2作
・組織マネジメントシリーズ4作

【お金の教養シリーズ】

『30代40代サラリーマンのためのセミリタイア入門』(お金の教養シリーズ5)【まずは本作から!】

『成功する人のお金の貯め方』(お金の教養シリーズ4)

『「稼げる人」になりたい人に贈る本』(お金の教養シリーズ3)

『投資して成功する人、浪費して貧乏になる人』(お金の教養シリーズ2)

『エグゼクティブ・シフト~人生を変えるお金の成功思考』(お金の教養シリーズ1)

【ビジネス人生論シリーズ】

『経済的自由を目指して自分の人生に一歩踏み出そう』(ビジネス人生論シリーズ2)

『年収1,075万円を稼げる人の条件』(ビジネス人生論シリーズ1)

【組織・マネジメントシリーズ】

『あなたが上司になったら最初に読む本』(組織・マネジメントシリーズ4)

『仕事運・金運・財運を上げる「ビジネスマン思考」24のルール』(組織・マネジメントシリーズ3)

『上場企業流!伸ばす経営術』(組織・マネジメントシリーズ2)

『真の企業リーダーとなるための教科書』(組織・マネジメントシリーズ1)

【紙書籍】

『サラリーマンが経済的自由を得るお金の方程式』

『サラリーマンのためのビジネスマン研修・ヒント100』

澤井豊の著作一覧
記事について
転載・寄稿のご依頼について

★ブログご購読はコチラから
follow us in feedly
ホームページ、SNS
http://newofficesawai.com/

Twitter

Facebookページ

関連記事

投稿カレンダー

2025年4月
 123456
78910111213
14151617181920
21222324252627
282930  

注目のお勧め記事!

  1. 2021-7-29

    競争は「被(かぶ)る」ことで生じます

    一口で「陸上競技」・・・と言っても、その括りの中にはいろんな陸上競技があって、たとえばマラソン選手と…
  2. 2018-11-6

    マーチンゲールの法則(勝つことよりも負けないことを考える)

    日本ではまだカジノは認められていませんが、もはや時間の問題でいずれカジノを合法的にやれる時代がきます…
  3. 2020-1-11

    貯まらなければ「使う」ことはできない・・・

    何かを「使う(使用する)」という行為をするなら、大前提としてそこにその使うものが在る(存在している)…
  4. 2021-3-19

    「何を」節約するか?が大事

    節約をするなら、たとえば「少しでも多くの金を貯める/残す」といった目的意識を持ち、自分で自分に言い聞…
  5. 2017-8-25

    【必読】G-PDCAサイクルをまわすときに大切なポイントとは?

    仕事をするときでもお金を稼ぐときでも共通して大切なことの一つに、「仕組みを適切につくる」ということが…
  6. 2019-4-3

    学生は「点数」で評価され、社会人は「実力」で評価される

    学生の頃は、勉強したことが「点数」をつけられることで評価になりました。 点数で評価されるこ…
  7. 2017-9-10

    「努力」はなぜ大切なのか?→「◯◯」を得るためです

    よく言われることですが、旅客機が目的地へ向かって飛び立つとき、横にたった1度の差が出てズレて飛ぶと最…
  8. 2022-5-9

    「継続した」収入源がますます必要になります

    いきていく・・・というのは「命を継続していく」ことでもあります。 この「継続」という概念は非常…
  9. 2021-3-18

    金の卵を産むガチョウを何羽飼っていますか?

    イソップ童話に、次のような話があります。 自分の飼っているガチョウが黄金の卵を産んでいるのを農…
  10. 2017-5-21

    お金を稼ぎたい人の動機3パターン

    お金を稼ぎたい人の動機はだいたい3パターンに分かれます。 一つは家計を「マイナスから0」にする…

澤井豊の著作一覧

ページ上部へ戻る