お金が無いとか足りないと言うならば、極論を言うと、それは他でもない「自分が招いた結果・状況」です。
今現在に至る過程の中では少なからず他人が関与していることがあるとは思いますが、その随所での決断は自分自身が行なってきたものであり、したがって「その責・因は自分にある」と解釈するくらいの謙虚さが大切です。
また、収入が低いことがお金が無いことの原因ではなく、「収入以上の支出をするからお金が足りなくなる」と理解することも大事です。
これは当たり前のことなのですが、この当たり前のことを理解できないなら貧乏になってしまうのも仕方のないことかもしれません。
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これまでお金の勉強をせず、本も読まず、家計簿もつけず、貯金もしないで、自分の口座(財布)にいくら残高があるかも知らずに、本能の赴くままにお金を使ってきた・・・という人がお金不足状態になるのも当然です。
浪費を繰り返して生きてきた人生はどこかで痛い目に合います。
自分の罪を認めず、非(罪)は他にあるとばかりに「給料が安い」とか「労働条件がブラックだ」とか「政府の経済政策が悪い」などと言っていたらナンセンスです。
全部自分のせいだと認識する一歩が大切です。
仮に今の会社の給料が低いと嘆くのなら、辞めて他の会社に行って高い給料で雇ってもらえば良いだけの話です。
でもそれはできない・・・なぜなら他の会社に行っても高い給料で雇ってもらえないから・・・。
それなら、今の会社の給料に文句を言うのは止めたほうが良いと思います。
そうした状態にしているのは自分自身です。
そんな会社でしか働けない人生を送って来たのは自分です。
収入が低いのに身分不相応な贅沢をしていたら経済的に破綻するのは目に見えてわかることだと、知っている人は知っています(そうした知っている人にならないといけないですね)。
それなのに贅沢しているということにさえ気付かないとしたら、それもまたナンセンスです。
貧乏になって当然・・・貧乏になるべくして貧乏になった・・・と言えます。
そうした人がお金を稼げるはずがありません。
貧乏人は「収入以上に贅沢するから貧乏」です。
そういう人に限って「自分は贅沢なんてしてない」と言いがちですが、収入以上の支出をしている時点でもう贅沢以外の何物でもありません。
年収1000万円のサラリーマンでも貯蓄がゼロ・・・という家庭はいくらでもあります。
年収500万円以下だけど、家計をやりくりして貯金は1000万円以上ある・・・という家庭もいくらでもあると思います。
自分の家計は自分が責任をもって関知し、やりくりすることが大切です。
収入以上に支出をしない・・・たったこれだけの原則を守るだけで、貧乏にならずに済むと思います。