かつて「経済的自由」と呼んでいた概念を、少し前から「FIRE」と呼ぶのが流行になっています。
そうなるといろんな雑誌などでそれを取り上げ、読者も興味を持ってそれらを読み、自分も早くそうなろう・・・と夢見た人も多くいたと思われます。
でも、悲しいかな、それらを読んでもイザ実践に移る人はほとんどいなく、ただの「頭でっかち」になっただけで終わり・・・が関の山かもしれません。
また、聞くところによると、早々にFIREを実現したは良いものの、その状態を継続することができなくて再び雇われの身になってサラリーマン生活をせざるを得なくなった人も少なくないとか・・・。
・・・・・・・・
FIREには「ritire early(早期に働かなくなる)」という言葉が入っているので、文字通り「仕事を辞めてしまうというニュアンスが含まれている」のが、FIREと経済的自由とでの違いかもしれません。
FIREはリタイアに主眼を置いているので、事業的要素が強い不動産投資(=不動産賃貸事業)で収入を得るのとは微妙に異なると言えそうです。
まあ、経済的自由と呼ぼうがFIREと呼ぼうが、要は「自分の身体を使わなくてもある程度のまとまった収入が途絶えることなく入ってくる状態になる/そうした仕組みを持つ」ことが目先のゴールであることに変わりはありません。
言い換えれば「権利収入を持つ」ということです。
収入(お金)がある、というのは精神的な安心材料になります。
そのためも手法はいくつもありますが、やはり「権利収入」という概念は捨ておくことはできません。
大切なのは、保有している現金の残高そのものが安心材料になるのではなく、「お金が入ってくる仕組みが確立されている」ことが安心につながる・・・ということです。
そうした仕組みをいくつ保有できるか?・・・そうした仕組みを何歳で手に入れるか?・・・そういったことを考えながら経済的自由/FIREを目指すと良いと思います。