サギ(鷺)は、ペリカン目サギ科に属する鳥類の総称で水鳥の仲間です。
カモ(鴨)は、カモ目カモ目の鳥類のうち、雁(カリ)に比べて体が小さく首があまり長くないものの総称です。
鳥類としては誰でも知っている鳥ですが、経済社会では同じ発音の言葉であまり良くない意味で使われることもしばしばです。
サギ被害に遭った・・・カモにされた・・・など。
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世間ではさまざまな「ウソの投資話」が湧いては消え、消えては湧いてきます。
そうして一部の人に広がった後に、それを信用して大損したといった告訴話がニュースになったりします。
投資・・・お金儲け・・・新規ビジネス・・・などには、いつも「サギとカモの2羽の鳥」がついてまわることを忘れてはいけないと思います。
サギは偽の話で人を騙してお金を巻き上げようとする行為で、そんなサギや金融商品で損をしてしまうのがカモです。
人は誰しも自ら望んで「サギ・カモ」の被害に遭いたいわけではありませんが、「何とかしてお金を増やしたい/ラクしてお金儲けをしたい/今のままじゃ老後が不安」といった心のスキがあると、そこを狙って悪い輩が忍び込んできます。
そうした商品・勧誘には必ず「相手」が存在していて、その「相手」こそが決して近寄ってはいけない悪い輩です。
「サギ・カモ」の被害を避けるには近寄らない(君子危うきに近寄らずの発想で)ことが一番です。
最悪でも次のパターンで少しでも回避することが大事です。
それは、そうした商品・勧誘に近寄ったときは必ず「相手」にその商品を相手自身もお金を出して手に入れているかを確認すること・・・です。
このとき、「購入している」とウソをつかれる場合もあるので、「1.購入の証拠 2.その後の変遷 を見せてもらう」と良いと言えます。
まあ、そこまでのことができるか?というと現実的にはかなり難しいかもしれませんが、大事な自分のお金(しかも大金)を出すとしたら恥ずかしがらずにトライしてみるのも大切です。
サギ・カモにならないように自己啓発して自分の目を養い、高め、力量を上げていく努力を怠ってもいけないと思います。