割安な投資案件を狙い撃ちする・・・
2020-5-22
相場には昔から「裁定取引」と呼ばれる投資手法があり、これは市場価格の歪みをうまく利用した手法です。
では、裁定取引(アービトラージ)という取引の何が良いのか?というと、「買った瞬間にほぼ確実にお金が儲かることが約束されていること」・・・だと言えます。
たとえば、今はなくなりましたが、昔、私が証券会社に勤めていた頃は、「東京証券取引所に上場しているAという銘柄を買って、同時刻に大阪証券取引所でそのAという銘柄を売却する」ことが可能でした。
同じ銘柄であっても、取引されている証券取引所によって価格差が生じていることもよくあり、手数料を差し引いても差額が出る(=儲かる)ようなら難なく(ラクして)差益を得ることができたわけです。
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『金持ち父さん貧乏父さん』で有名なロバート・キヨサキ氏もこんなことを言っています。
「良い投資とは、買ったときに利益が出ている投資だ」・・・と。
裁定取引に限らず、市場価格よりも明らかに割安で買えるなら、買った瞬間に転売して利益を捻出することが理論上は可能になります。
そういう投資はリスクが低く、魅力的な投資です。
ただし、買った時点ですでに「儲け」が約束されるような投資を行うには、「そこで出ている価格が市場価格(=世間相場)よりも割安である」ということを素早く見抜く力量が必要です。
日々刻々と価格が変動する株式相場ではなかなか難しいことですが、キチンとした取引所が存在していない「不動産市場」であれば、「この物件だとこれくらいが相場(今の時価)」だという認識を持ってさえいれば、あるときに市場に出てきた物件価格を見て「これは割安だ!」と判断することができます。
自分のお気に入りの物件をいくつか用意して、常にその物件のみをウオッチングして、割安物件が出てこないかをチェックするのもまあ、時間はちょっとかかりますが有効な手法だと思います。
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