
「あなたのことをもっと知りたいです」・・・というのは一種の求愛言葉であり、これからもっと親しくなりたい人へ向けた言葉です。
求愛とまではいかなくても、会社の採用面接や新規取引先との商談などでは、「自分のことをもっと知ってほしい(あなたのことをもっと知りたい)」という気持ちが芽生えることは重要です。
「あなたのことをもっと知りたい」と思わない限り、その先へはスムーズに進めません。
「あなたの話はよくわかりました」「もうこの辺でけっこうです」・・・といのは相手との会話を打ち切るときに使う言葉です。
これ以上は良好なコミュニケーションはとれません。
人は相手を理解しつくしたと思うと興味を失ってしまいます。
こうなるともう一発逆転しかありませんが、それはまずもって難しい話です。
講和・セミナー等でも、全〇回といった前提での一連したものであれば、大事なことは「次につなげる終わり方をする」ことです。
つまり、今回の話の最後で余韻を残し「もっと聞きたい・・・/次も早く聞きたい・・・」という気持ちを受講生(聴講している人)に思わせることがコツです。
余韻を残すことは「期待感を持たせる」ことです。
そんなふうに相手に思ってもらえるとしたら、嬉しい限りですね。
もっと知りたい・・・という欲求を持たれるようになることを(特に営業に携わる人たちは)意識すると良いと思います。