
「お願いします!買ってください!と頭を下げるのが営業マン!」だとイメージしている人は、営業の職に就いたらきっとそういう言動をすると思います。
「顧客の話を聞き、課題・悩みを自社の商品やサービスで解決するのが営業マン」だとイメージしている人は、きっとそういう言動をすると思います。
前者は「売れない営業マン」に多く、後者は「デキる営業マン」に多いものです。
同じ営業をしていても、ある営業マンは「買ってください!」と頭を下げ、別の営業マンは「話を聞いて提案する」という行動をしています。
「営業=売ること」だと思っている人は、一生懸命に商品とサービスを売ろう・・・と時間・エネルギーを注ぎます。
一方、「営業=顧客の問題を解決すること」だと思っている人は、自分が問題を解決する力があると信頼してもらおう・・・と時間とエネルギーを注ぎます。
「人は自分がイメージしているような行動をする」ものです。
また、ここで言えるのは、どちらの営業マンのほうが「誇り」を持って仕事をしているだろうか?・・・というと、多分の後者のほうです。
同じく、どちらの営業マンのほうが楽しく仕事をしているだろうか?・・・というと、これもまたおそらく後者のほうです。
営業の仕事が楽しい/つまらない・・・ということの根本はここに起因している気がします。
もちろん、こうした「仕事に取り組む姿勢」は営業だけに限ることではなく、すべての仕事に共通しています。
どんな仕事でも同じで、要は「自分の仕事の本質は何か?自分の仕事は何をすることだと思っているか?」ということに行き着きます。
この点に気づき、自分の発想・考え方を少し変えてみるだけでもきっと好循環が生まれてくると思います。