ビジネスにおいて顧客に対する気遣いを持つことはとても重要です。
単なる「気配り」ではなくて「心配り」のレベルまでいくと、その後のリピートにつながりやすくなります。
たとえば、お店に来店されているお客さまを見て何か探し物をされているように思えたとき、一声かける勇気も必要です。
「何かお探しでしょうか?」
「はい、○○の売り場がわからなくて・・・」
「○○でしたら、2階の△コーナーにございます」
・・・と積極的に言葉をかけて問題・悩みを解決に導いてあげられる人は「気配り」ができている人です。
もちろん、これでもOKです。
ただ、これが「心配り」のレベルになるとこうなります。
「○○でしたら2階の△コーナーになります。(ちょっとわかりづらいかもしれませんので)ご案内いたします。どうぞこちらへお越しください・・・」と言って一緒にその売り場まで案内するわけです。
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たとえば、田舎から自分の家に友人が遊びにくるとき、最寄駅からの簡単な地図を送ったり、口頭や文字であらかじめ説明しておくと思います。
それはちゃんと「気配り」をしているからできることです。
ところが、それが自分や配偶者の親だと最寄り駅あるいは遠くてもターミナル駅まで迎えに行ってあげたりします。
これが「心配り」でしょうね。
また、友人が家から帰るとき今にも雨が降り出しそうだったら傘を貸してあげると思います。
これが「気配り」です。
でも、親や大切な人(恋人)などだったら、車で送ってあげるとか、駅まで一緒に傘に入って歩いていくとかすると思います。
これが「心配り」でしょうね。
心配りと書いて「心配(しんぱい)」です。
相手のことを心配するほど大切にして初めて「心配り」ができている状態になるのだと思います。
単なる「気配り」だけでもビジネスではもちろん有効なのですが、一歩進んで「心配り」を態度・行動に移すことがさらに有効となります。
それがお客さまの次の来店(=リピート)を呼び込む一つのコツだと思います。