営業テクニックの一つに「無人島の質問」というのがあります。
あなたが無人島に行くとします。そこでは衣食住は保証されています。そのうえであと3つだけ好きなモノを持っていけるとします。そのとき、あなたは何を持っていきますか?(持っていくのは人でも可能とします)
……という簡単な質問です。
一種の心理テストみたいなものですが、このときに答えたことにその人の「本音」が出ると言われています。
もし「家族・恋人等」を答えたなら、その人は普段から家族や恋人を大事にしている人ですから、営業では家族が喜ぶような商品提供話をしていくとうまくいきます。
逆に、家族がいるのに3つの答えの中に家族が入っていない人なら、家庭環境がうまくいっていない可能性もあるので、営業では家族の話をしないほうがベターというわけです。
もし、「お酒」の類が答えに出てきたなら、お酒の飲めるお店に接待をするのも手です。
逆にお酒のさの字も出てこない人には、そうしたお店へ連れていかないほうがベターです。
「鏡」とか「化粧品」の類を回答した人(←多くは女性だと思います)には思いっきり容姿端麗さを褒めてあげることが大事です。
いずれにしても、そこで「出てきた答えにその人の本音が見え隠れしている」と理解して、それを上手に使うというのがこの営業テクニックのコツですね。