人は、ほんの一瞬会っただけでも無意識に相手のことを見ています。
そのときに「笑顔」と「良い香り(匂い)」をその人に認めると、「加点法」でその人を見定めようとしますが、第一印象で何かうまくないことが先に目につくと「減点法」でその人を見定めようとする傾向があると思います。
だから、他者との初めての出逢いでは、「笑顔」と「良い香り(匂い)」が重要です。
「笑顔」があると、相手もつられてにこやかな表情になり、にこやかな表情になると「怒り・憤り」は出てこなくなりますからかなり有効だと思います。
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もし見定める相手が無数に訪れてくる営業マンの類なら、なおさら初めて出会った瞬間、本の数秒にもかかわらず、一瞬でも感じが悪ければ即アウトです。
売れる営業マンというのは、無意識のうちに「どうすれば開口一番『結構です!』と断られずに済むか?」と考え、そのためには好印象を与えることが重要だ!・・・と悟っています。
そして、好印象=笑顔/良い香り(匂い)というところまで導き出しています。
そこが、売れない営業マンとの大きな違いだと思います。
トークや自信やテクニックの問題ではなく、そもそも「減点」となるような第一印象を相手に与えていないことを意識しているからこそ、デキる営業マンには好印象の人が多いのだと思います。
一番は「笑顔」で、次は「良い香り(匂い)」だと私は思っています。
減点対象ではなく「加点」の対象になるような印象を先に与えておくことで、出逢った瞬間以降の断る理由を相手に与えないのが一つのコツです。
「売れる/売れた」ということは、「断られる理由がない/少ない」ということとほぼ同義であり、「断られる理由がない」とは「減点対象とされていない」ことが大事ですし、「加点対象とされている」ことがかなり有利に働くことは間違いありません。
ただし、見込み客の前でいきなり笑顔を取り繕おうとしてもダメです。
普段から、意識して、誰の前であってもなくても、いつも常に「笑顔」でいる訓練をすることが大切だと思います。