何ごとも趣味で楽しんでいるだけではその上達に限界をすぐに迎えます。
あらゆる芸事やスポーツは、それをやっている時間はそれなりに楽しいわけですが、でもそれだけではなかなか上達しません。
いえ、上達はするのですが、その上限に到達するのが早いということです。
これは、楽しむための時間と上達のための時間は別モノだからだと思います。
Q. では、上達するにはどうすれば良いのか?
→ 上達したいと思ったら、必要なのは「課題」です。
課題とはつまり、今の自分にはハードルが高くて上手くできないという次元のものです。
でも、それをどうにかしてクリアしようとするマインドが必要で、それがあればいつかそれを乗り越えて上達していけます(逆に言うと、そのマインドが無ければ上達は難しい)。
そしてそのための時間、つまり課題をクリアするための時間というのは、これは趣味や娯楽の楽しさとは真逆の世界で、ハッキリ言えば辛くて苦しい時間になります。
ここが趣味や娯楽と決定的に違うところです。
課題無しで趣味の延長でやっているとなかなか上達せず、あっという間に上達の限界に達してしまいます。
どうせやるなら/時間を使うのなら/お金を使うのなら、せっかくですから上達しない未来はあり得ないと奮起し、その上達のために自ら課題を設けてそれを克服していく過程を味わうと良いと思います。
これはビジネス/仕事でも同じです。
自分がやっている仕事で、今の自分にとっての課題は何なのか?
いつまでに、どんな課題をクリアしようと考えているのか?
これらの問いに秒で答えられないようなら、それは課題を背負っていないか、背負っていてもヌルい仕事をしているということが言えそうです。
そういう課題を持っていない人は成長もしないし、成長しないから出世もないし、出世できないから年収も上がらない・・・といったうまくない循環の輪に嵌っています。
仕事を時間潰しの趣味・娯楽にしたらダメです。
絶えず課題と向き合い、課題解決(問題解決)をすることで自分を成長させていく(=上達させる)ことが重要だと思います。