学生の頭の中には大きく3つの機能があります。
1つは吸収する機能、1つは蓄積する機能、もう1つは出力する機能です。
学生時代はこれらすべてが求められていて、吸収・蓄積・出力する量が多いと「頭が良い」と言われます。 記憶量が多い人(=吸収・蓄積・出力の多い人)が、偏差値の高い大学に入学できるわけです。
ところが、学生時代の試験点数が高くて偏差値の高い大学を出たけれども、社会に出てみたらどうもパッ!としない・・・という人が世間にはたくさんいます。
それは、実社会では上記3つの機能だけでは足りないからです。
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ビジネス社会で求められるのは、上記3つの機能に加えて判断する機能と、創造する機能が求められます。
社会に出たら、過去の知識の記憶よりも今の判断を求められるわけです。判断とは、適切な決断をすることです。
そのためには、過去の蓄積情報を手掛かりにして、新たな知恵を創造することが求められます。
知識と知識を組み合わせることで、別の新しい何かをつくり出すわけです。
ビジネス社会では、特にこの機能を発揮できる人が求められます。なぜなら、それが「問題解決」につながるからです。
頭の中にある5つの機能をそれぞれ活かすとともに、融合することでまったく異質な未知の力を発揮することも重要です。
サラリーマンはそうやって自己を開発していく努力が大事だと思います。