完璧主義者・・・と呼ばれる人がいますが、社会人になって世間の中で揉まれて生きていれば、遅かれ早かれ「完璧主義は世間では通用しない」ということに気づけます。
できれば、早い段階でサッサと悟りたいものです。
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仕事でもプライベートでも無数の問題があるわけですが、それについてじっくり考えるあまり結局何も行動しないという日々が続くのはうまくありません。
行動できない背景には「完璧を求めすぎてしまう/完全な解答を求めすぎる」ということもあります。
100%を追い求めず、ある程度の段階で「とりあえずやってみよう/試してみよう」と行動に移すほうがベターです。
そのために必要な思考の一つが「仮説を立てる」ということです。
いきなり正しい答えに到達することを目指すのではなく、「もしかしたら○○なのかもしれない」という仮説を立ててそれを検証していく・・・という帰納法的な思考をするわけです。
もちろん仮説ですから、間違っている可能性もあります。
でも、そうやって前に進まないと何も好転しません。
やってみたら、それは間違いだった・・・と気づけます。
ただし、そこでガッカリして行動をストップさせてはいけないです。
そんなのは最初から織り込み済みだ・・・と、あまり悲観することなく次の行動に移す姿勢が大事です。
仮説はただの実験ですから、うまくいかなくても構わないというくらいの気持ちで良いと思います。
完璧主義を貫いて何も行動できない/仮説に対処できないよりははるかにマシです。
その一つの仮説が間違いだと気づき、別の仮説を立てて新たに行動できたなら、それはステージが一つ前に進んだと言えます。
間違いだとわかれば間違い箇所を修正して自分の成長の糧にしていけば良いだけです。
特に若いときはこうしたことを繰り返すことで本当にどんどん加速的に成長していけますし、問題解決能力が向上していきます。
大事なことは、「仮説を立てること自体に時間を長くかけることなく、せいぜい6割程度の完成度ですぐに試してみて、結果を取り込んで素早く考え直す」ということです。
見方を変えて、極端なことを言えば、自分ですべての検証をしなくても他の人が自分の代わりに検証してそれを書籍などで公開してくれていたりします。
そうしたことを学ぶことで自分が試行錯誤する時間を短縮できます。
それもまた一つの勉強・学びですから、やはり読書は大切な習慣・行動の一つだと思います。