人は、夢や理想を頭の中でイメージして「こうなったらいいな」「こんなことができたらいいな」「こんなふうになりたいな」と思うものですが、その後に具体的な行動策を考えることをなかなかしません。
逆に、「でも、大変そうだな・・・」とネガティブに考えてしまい、チャレンジする前からあきらめてしまう人も少なくありません。
そうした人は、幼い頃より「安易な道を選ぶ」という発想と習慣が身についているのかもしれません。
逆に、「簡単な道よりも(あえて)大変そうな道を選ぶ」ということが子どもの頃から染みついている人は、夢や理想を思い描いた後に「じゃあ、やってみよう」とか「こうやってみようかな」と自分をイバラの道へ誘(いざな)うことを苦と思いません。
あえて苦労するかもしれない道を選択する・・・という発想と習慣はとても役に立つ発想・習慣だと思います。
ラクで安全だけど同じことの繰り返しで成長も何も得られない人生より、少しくらい大変だけどたくさんの経験と出会いと成功や成長を手に入れられる人生のほうが良いと思います。
一般的に言われている言葉で「恐怖から逃げると怖さは倍になるが、正面から立ち向かうと怖さは半減する」というのがありますが、これは当たっていると思います(少なくとも当たらずとも遠からずだと思います)。
仕事についても同じことが言えます。
サラリーマンの中には今の仕事から逃げたい・・・と逃避傾向の人がいますが、仕事から逃げると何事においても「イヤだ」という感覚が倍加していきます。
仕事から逃げず、むしろ正面から立ち向かって仕事をするように努めると、「イヤだ」という感覚は徐々に無くなっていきます。
さらには、ますます仕事に打ち込めるようになり、成果・結果を導き出せるようになっていくほどに「イヤだ」を通り越して「楽しい」と思えるようになっていきます。
今仕事を楽しんでやっている人というのは、何も最初から仕事が楽しかったわけではなく、懸命に努力してやっているうちに楽しくなってきた・・・というパターンが多いと思います。
つまり、逃げないで正面から立ち向かい、苦難を乗り越えてきた・・・というプロセスを経て今があるわけです。
何ごとも「逃げる」のは最終手段です。
逃げないで「立ち向かう」姿勢がまずは重要だと思います。