
昔、日本のトイレは「和式トイレ」でした。
便所・・・厠(かわや)・・・雪隠(せっちん)・・・と呼ばれたときもあります。
今の若い人はもう「和式トイレ」で用を足すことはできない、そもそも見たことがない・・・とも言われます。
また、日本の今のトイレ事情では「温水洗浄便座」がかなり普及しています。
街のお店等ではもはや「あるのが当たり前」となっていて、外国から来た人はこの「温水洗浄便座」がとても気に入ってお土産に買って帰りたいという人も多い・・・とか。
当たり前のことですが、「温水洗浄便座だけ」を買って帰ってもシャーと温水は出てきません。
無知な人が「これはいいな!よしっ、買って帰ろう」としても、その器具だけでは役に立ちません。
よく似た例として、たとえば映画とかで文明が遅れている国の人が「先進国では蛇口をひねると水が出る」ことに驚くシーンがあったりします。
そして、次に出てくる言葉が「この蛇口が欲しい!」・・・なのですが、でも、当然ながら「水が出る蛇口」は存在しません。
裏側で水道管や貯水タンクなどの「インフラ整備」が必要です。
そうした裏側の設備がキチンと整っていないと、単に「蛇口をひねる」だけでは水は出ません。
何が言いたいのか?というと、要は「表面的なことしか見ていない愚かな者になるか、それとも本質をしっかり見極められる人になるか」・・・ということです。
表層的にしか物事を見られない人はたくさんいて、むしろ本質をしっかり見極められる人のほうが圧倒的に少ないと思います。
だからこそ、後者の人のほうが価値があり、また耳を傾けるだけの意義もあると思います。
テレビやマスコミの報道などでも前者の人は多いですから、そうした人の発言で大事なモノを見失ってはいけないですね。
本質をしっかり見ることが大切です。