五月(さつき)病という言葉もありますが、長年会社勤めをしてきたサラリーマンがある日突然にやる気を失ったり、精神の病に侵されたりすることがあります。
俗に「燃え尽き症候群」と呼ばれたりします。
そんな症状を発症しやすい人には共通点があります。
それは数十年もの間会社にいいように使われ、仕事に振り回されて休みも返上、サービス残業も厭わずにただ従順に働いてきたサラリーマンであること。
かつ何かやりたいことが特段なく、自分を活かす環境を模索するような問題意識を持たずにずっと勤務してきたことです。
そんな人は燃え尽き症候群にかかりやすいサラリーマンです。
ふと気がつくと、定年退職までの道がもうそこに見えていて、上る階段も終点が近いことに改めて気づいたとき、いったいこれから先はどこへ行けばいいのか?・・・行き先がない!と迷い始めます。
20代前半には冒険の始まりであった就職が、いつの間にか強制労働と化し、最後は退場を待つのみ・・・です。
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ビジネスマンはこうはなりません。
なぜなら、常に目標を持ち、その達成に日々全力を尽くし、自分の行き先をいつも自分でしっかりと見据えているからです。
ビジネスマンが上る階段に終点はありません。
別の階段をまた上がるだけです。
身近に挑戦すべき対象がなくなれば、新しいドアを開けようと世間をリサーチします。
だから、燃え尽き症候群にかかるヒマがありません。
30代を超えたら、早くサラリーマンを卒業してビジネスマンになることを考えるのが良いと思います。