「大きなゾウを食べる」ということを求められても、人の口はゾウよりはるかに小さいですから、一口ではムリです。
でも、人の口に入るだけの小さなサイズに切り分けたら、物理的には可能となります。
別にゾウでなくてもいいのですが、一般的に一見するとムリに見える大問題であっても分解して問題を小さく切り分けることで解決できるようになることを「エレファント・テクニック(マネージ)」と呼びます。
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会社では日々いろんな問題が起きるものです。
ある人にとっては手に負えない大問題に思えることも、上級職の人には過去に経験したことがあって乗り越える手立てを知っている場合も多くあります。
仮に上級職位者にとってもはじめて遭遇する問題であったとしても、問題を因数分解して小さな課題に分けて考える習慣が身についていれば、たいていの場合は恐れるに足らず・・・です。
この「因数分解」ができるかどうかが大きな問題を解決するときに必要な能力となります。
人は自分の身の丈に合った問題しか解決できない・・・と言われます。
だからこそ余計に自分の身の丈に合った問題に落とし込むことが大切です。
リーダーはその能力に長けている人であり、それには物事を大局的に視たり、過去の問題解決(処理)の経験値があることがモノを言います。
問題に遭遇したときに、逃げてばかりいると当然その経験値は身に付きませんし、能力も高められません。
そう考えると、サラリーマンは経験値をたくさん積むためにも何かあったときは自ら問題解決に手を上げて、果敢に挑戦する姿勢があると良いと思います。