多くの人は学生を卒業してサラリーマンになるとき、すなわち会社に就職して勤務することを選択するとき、目先の「就職先/会社」のことは慎重に考えますが、その後の人生の変化に伴う「転職」のことまでは考えようとしません。
まあ、誰もそんなことを教えてくれないし、そこまで先のことなんて考える余裕もないし、仕方ないことだと思います。
自分はこの先○歳でこの会社を辞めて次は□□に転職するぞ・・・とあらかじめ考えている人がいたら、かなり立派だと思います。
ほとんどの学生は、目先の就職までは考えているけど、数年後・・・数十年後先の転職のことまでは考えていないのが普通だと思います。
ただ少し厳しいことを言うと、もし転職!となったとすれば、それまでの自分の考え方や生き方が甘かった!ということに他なりません。
転職時には、このことを素直に認めて自分自身に謙虚になることも大切です。
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サラリーマンになったけど、思っていたのとどうも違った・・・上司とうまくいかない・・・この仕事は自分には向いていないかも・・・思ったように給料・ボーナスをもらえない・・・など今の仕事がイヤになることは多々あるものです。
しかしながら、だからと言って次の転職先を選択したときも、今と同様になる恐れがあります。
自分の希望通りに物事が進むとは限らない、ということです。
それまでの自分の考え方が甘かった・・・そんな自分が選択・決断する次の転職先も同じように後から「甘かった!」としてはいけないですね。
どんなに良い情報ばかりを集めても、結局入社したらそれらはウソ八百で再び地獄の職場が待っていた・・・ なんてこともあり得ます。
転職時には「これまで以上の待遇/職場/仕事」を求め過ぎない!ということも大事です。
その気持ちを持っていないとガッカリしたりモチベーションがさらに下がってしまうかもしれません。
そして、転職時に心がけることは、
自分の生き方を変えよう!
自分の哲学を深めよう!
自分の価値観を広げよう!
・・・といったことです。
あの職業とか、あそこの会社・・・という選択肢ではなくて、自分の生き様やライフスタイルそのものを良質なものに変えよう!と考える事が大事だと思います。
生き方が過去の自分のままなのに、過去の就職先選びが失敗で、今回は成功するいうのはちょっと虫が良すぎます。
別に自分の人生に負けたわけではありません。
転職することは、それなりにいろんな意義があります。
大事なのは同じ轍を踏まない・・・同じ過ちを繰り返さない・・・ということであり、そのためにも自分の人間力の幅を広げることを意識することが必要だと思います。