マグロやカツオなどの身が赤いのは酸素を体内に供給するためで、言ってみればそれだけ外敵から身を守って海中を泳ぎ回っている証拠です。
狩猟などでは、獲物がじっとしていてくれたら狩人は仕留めやすいと言えますが、反対に獲物が動き回っているとなかなか仕留めにくくなります。
物事はじっとしている「静止」状態はどちらかというとキケン度が高くなると言われます。
人も企業も成長が止まるときは動→静になるときです。
やがて、静→衰となっていきます。
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昭和の時代はまさに激動の時代と呼ばれ、人々は立ち止まることなく動き回っていた時代だったと思います。
今は、そうした傾向は東南アジア諸国に移り、日本はどちらかというと動きが緩慢になってきた感がありますね。
ただ、全体ではそう見えても個別の業界や会社で見るとまだまだ動きが活発なところはもちろんたくさんあります。
そうした中、立ち止まって静止したままの状態でいると、自分は現状維持のつもりでも時代が自分を置いてどんどん先へ進んでいくので、結局取り残されていきます。
時代の流れに負けないことを意識するのも大切ですし、かと言って動いてばかりいて休息を取らないと健康を害しますから、そのバランス加減が大切です。
サラリーマンは、立ち止まることにリスクがあることを知り、優先順位としては行動することを第一義に考えて、なおかつ思考・想像することも取り入れながら活動していくことが必要だと思います。
行動しながら都度必要に応じて軌道修正をしていくわけです。
行動の数だけ自信が増え、自分の経験値とノウハウが溜まっていきます。
リスクを回避するためにも動き続けることが大事ですね。