「耳年増(みみどしま)」という表現があります。
耳(≒聞きかじりの知識)だけが発達した女性(≒年増)・・・という意味ですが、転じて「生半可な知識だけ持っていて実践が伴っていない人」・・・という意味で用いられます。
耳年増の人はたくさんの事を知っているかも知れません。
でも、「ただ知っているだけ」でそれを役立てていないとしたら、本当にそれはもったいないことです。
知識・情報も一つの出来事・物事であり、それをどう解釈して現実社会の中で使うかはその人の人間性・資質によります。
たくさんの事を知っていても、結局その人が何も成功できていないのなら・・・幸せになっていないのなら・・・知識と行動が全然リンクしていない!ということです。
やるべきことをやらずして人生が好転するはずがありません。
知識はあるのに貧乏で不幸せ・・・それなのに、未だに知識・情報に飢えてせっせとセミナーに行ったり高額の教材をローンで買ったりしているとしたら、どこかでこの負の連鎖を断ち切ることが必要です。
「知識→行動」というサイクルを作り出さない限り、その人の人生に曙光は見えてこないと思います。
完全完璧な知識・情報でなくても、自分自身で「コレだ!」と思ったらすぐに行動してみる・・・するとそこから次の行動の糸口が見えてきたりします。
耳年増はただの自己満足で終わりますから、机上の空論で終わらないように「実践」という2文字を大切にすることが大事だと思います。