昔、NHKテレビに「連想ゲーム」という人気番組がありました。
毎回ある「お題」があって、それが何なのかを当てるために、ヒントとなる言葉をそれぞれのチームキャプテンがメンバーに言います(キャプテンだけがそのお題を知っているわけです)。
メンバー(解答者)がそのヒントを基に「連想して」お題を言い当てる・・・というゲームです。
たとえば、お題が「冬」だとしたら、「春・夏・秋」というヒントを言ったりするわけです。
2つのチームに分かれて、どっちが制限時間内でより多くのお題を言い当てられるか!を競うものでした。
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人は言葉から別の言葉や概念や出来事などを連想します。
その連想は人によってさまざまです。
例えば「結婚」というヒントの言葉に対して「地獄」と連想する人もいれば「天国」と連想する人もいます。
「学校」というヒントの言葉に「勉強」と連想する人もいれば「サボる」と連想する人や「部活動」と連想する人もいたりします。
広い意味で言うと、「連想(想像)が変われば人生が変わります」。
もしもやる気が出ない/行動できない・・・という人がいたら、それは「やる気」や「行動」というヒントとなる言葉に対して抱いている連想がズレているだけかもしれません。
やる気がない人がいるのではなく、「やる気がなくなる連想」を持っている人がいるだけ・・・ということです。
特に目標達成に関して言えば、「連想」はとても重要になります。
たとえば、多くの人が目標に対して「難しい」「未達成」という連想をして苦しみます。
ここで大事なのは、「目標達成をできるかどうか?」という連想よりも、「この目標を目指すことにはどんな意義があるのか?」という連想だと思います。
多くの人は「できるかどうか」というやり方ばかりに目を向けますが、達成を決めるのは自分がその目標に対して抱いている「意味/意義/目的」です。
連想をポジティブに・・・前向きに・・・楽しいこと、嬉しいこと、面白いことに変えていく姿勢を持つと、行動がしやすくなったり、やる気を維持しやすくなったりすると思います。