昨年7月ころから、全然知らない女性からFacebookの友達申請が頻繁に届くようになりました。
最初は1か月に1件くらいだったのですが、徐々にその頻度は増えていき、1週間に数件の友達申請が届くこともあります。
基本的に、私はその人がどこのどういう人なのかを確認してからでないとOkしませんので、結局それらすべてにおいて無視して削除してきました。
ただ、その人のページを見ると、おそらく何も考えないでOKしたと思われる「男性の友達」が多数載っていてちょっと驚いたりもしましたが・・・。
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昨年7月と言えば、ネット上ではちょっとした事件が話題になりました。
それは、「ミア・アッシュ」という美人女性の存在がFacebookからひっそりと消えた件です。
彼女は一応イギリス人で、30代、美術大学を出て写真家としてキャリアを積んでFacebookの友達は少なくとも500人以上・・・という人でした。
彼女の写真が更新されるとすぐに「いいね!」がつくような美人だったそうです。
そんなミア・アッシュが急に姿を消し、失踪してしまったのはなぜか?一体何があったのか?
そこには驚愕の真実が隠されていました。
実はこのミア・アッシュと呼ばれた女性は、イランの産業スパイで、ペルソナ(架空の人格)だったと発表されたのです!
彼女は多数のターゲットにSNS上で話しかけ、自身の旅行や写真などを更新して交流を続け、ターゲットの信頼を得ていきます。
そしてあるタイミングで「データーが開けないのだけど・・・」などと偽って、ウィルスを含んだファイルをターゲットに開かせ、そこから産業機密情報を抜き取っていた!・・・とか。
成りすましによるハッキング・・・産業スパイです。
こうやって情報を盗む方法は「ソーシャル・エンジニアリング」と呼ばれ、特段新しい手法ではなかったようですが、それほどまでに長期間にわたってターゲットに忍び寄り安心させたケースは少ないそうです。
昨今はインターネットの普及によって、詐欺の手口などもどんどん公になってきましたが、対象になった人は「まさか自分が!」とは考えもしなかったと思います。
手を変え品を変え、悪い奴らは悪知恵を絞って仕掛けてきます。本当に油断のならない時代です。
まあ、幸い今の私はリタイアして産業機密も何もないし、漏らすほどの情報は何もありませんから、そういう意味では安心です。
冒頭の話に戻りますが、Facebook上で見知らぬ人(特にキレイな女性)からの友達申請には、何か罠があるかも?・・・とやはり要注意!が大切だと思います。