社長(経営者)というのは、事業で損失を計上したらそれは「誰のせいにもできない」のが宿命です。
最終的にすべての責任は社長が負います。
それが、経営の大原則です。
だから、社長(経営者)は「リスクコントロール」について徹底的に考える必要があり、経営学についても見識を深めておくことが大切です。
社長に限らず、それなりのリーダー/ビジネスマンも同様の意識を持って日々自己研鑽していく姿勢が必要ですし、実際そのとおりのことをやっています(やっていないのはそれなりではないリーダーやビジネスマンになれないサラリーマンの人たちです)。
「損失が出たらそれは自分のせい」という感覚は、いわゆる「投資家」も持っています。
それが持てない人は投資家にはなれません。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・
「損失が出てもそれをずっと他者のせい」にして生きてきたサラリーマンは、人生においてもサラリーマン感覚で生きている恐れが大です。
まあ、普段はそれでも何とかなります。
ところが、定年退職を迎えた後にそのしわ寄せがジワジワとやってきます。
「自立心」がなく依存体質で生きてきたことが災いし、その「依存する先」を失った途端に路頭に迷うような状態、方向がわからない無コンパス状態になります。
自立心を育まないで人生を構築してきたツケがまわってくるわけです。
よくよく考えてみればそうした生き方を強いられてきた背景には、戦後の教育が大きく関係しているのかもしれません。
良くも悪くも一種の「洗脳」を受け、ある種の常識観を植え付けられて生きてきた結果・・・です。
話が少しズレましたが、ビジネスや投資というのは「行なう前からすでに勝負はついてる」とも言え、その分岐点は「自立心があるかないか」にかかっています。
自立心がある人は成功者のマネをしてすんなりと成功者への道を歩めるでしょうし、自立心が乏しい人は「まず自立心を養うこと」をしなければ成功者への道はかなり険しいと思います(←つまり、ムリということです)。
サラリーマンとして生きているうちのどこかのタイミングで「洗脳」を解き、「依存体質から自立体質」に変化することが大事だと思います。
それには、自立した思考の人が集まっている場所や環境に入り込んでそうした人たちに囲まれる環境を設けると良いと思います。
そうすれ人は嫌でも自立思考になれます。
つまり、そういう人たちのコミュニティの輪を見つけること、そして入れてもらうことが必要です。
それには「成功者のマネをして自分も成功者になろう」という意識をまずは持つことが大事になる・・・と思います。