人間を行動力で分類すると、「実行する人」と「実行しない人」に大別できます。
そこに「他者へ文句や批判を言うかどうか」という要素を加えると、理論的には4つのカテゴリー(領域)に分類されますが、面白いことにその実はほとんど2つのカテゴリーに集約されると思います。
つまりこうです。
理論上は
A:実行し、他者に文句や批判をする
B:実行し、他者に文句や批判をしない
C:実行せず、他者に文句や批判をする
D:実行せず、他者に文句や批判をしない
・・・となりますが、人はほとんど「BかC」に集約されてしまうのではないか?・・・ということです。
もっと言うと、「C:自分は実行しないのに、他者に文句や批判ばかりする」というタイプの人が圧倒的に多いと思います。
会社内で言えば、ダメリーダー、出世できない先輩社員などに多いと思います。
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行動力がある人は、他人の行動を止めたり、阻害したりしません。
他人の行動を止めたり阻害する人ほど、実は自分に行動力(実行力)がないので、自分を置いてけぼりにされるのが怖くて他人の足を引っ張って自分と同じ領域に居させようと図るのだと思います。
どちらのほうが世の中に意味のある者を生み出し、環境の変化に適応していけるか、価値のある存在になっていけるか・・・?というのは一目瞭然です。
大事なのは「失敗するかどうか」ではなく、「行動するかどうか、すなわちやってみるかどうか」です。
だから、行動力がある人にとっては「失敗するリスクがある」とか「うまくいかないかもしれない」・・・ということはたいして重要ではなく、「行動をしない/何も実行しない」ということのほうが、失敗よりもよっぽど恥・後悔なことだったりします。
その哲学を持てる人と持てない人との差は大きいと思います。
私は、自分の現役時代に「行動していない/実行していない」ということが一番話にならない状態だということを痛いほど思い知らされました。
重要なのはやはり「やってみること」であり「行動を継続すること」だと思います。