初心者向け投資セミナーの真の目的とは?

いわゆる「セミナー」という場には、人が学べることがたくさんあります。だから、私はセミナーを決して否定しませんし、私自身もかつてはいろんなセミナーに参加していろいろ学びを得ました。

ただし、セミナーにも玉石混交があることも事実であり、中にはあまり質の良くないセミナーもあります。

特に「投資を考えている初心者」向けのセミナーは、一般的にまず「無料」が多く、また大会場で「大人数」を収容するものも多々あります。

少し考えてみれば誰でもわかることですが、主催者が大きな会場を半日(もしくは数時間)も借り切って、しかも参加費無料で行なうと、主催者はどう転んでも赤字です。ボランティア以上の活動になります。

そうであっても(=そんなに多額の赤字となる出費を伴ってでも)セミナーを開催して多くの参加者を集めたい/呼び込みたいのにはちゃんと「わけ」があるハズ・・・です。

それは「自社の顧客になる投資家予備軍を集めて見込み客リストをつくる」ことが目的にあり、ひいては「自社と取引をしてくれる顧客づくり」がその先の目的にあると、容易に見て取れます。

決して「投資初心者に投資のノウハウを教えて儲けさせてあげること」が第一義の優先目的ではありません。

どんな企業でも、無料セミナーを行うのは「見込み客集め/顧客獲得」のための宣伝活動だと理解しておくことが大切です。

だから費用を自社ですべて負担してまで主催者はセミナーを開催しているわけです。

そこで語られることの多くは客観的には正しいことが多いと思いますが、主観的にはそれほどおいしい話は出てきません。

なぜなら、本当においしい話であれば、主催者側がとっくの昔に自ら行なっているハズだからです。

そんな美味しい情報を、セミナーに参加しただけ(しかも無料で)の見ず知らずの人たちにおいそれと簡単に公開することはありません。

そういう「割り切った気持ち」でセミナーに臨むことが大事だと思います。

そして、たとえそんな背景があるにせよ、セミナーに参加するからには自分にとって何か一つでも勉強になることを得て、今後の行動に役立てることが大事です。

相手(主催者)の思惑を理解したうえで、それにうまく乗っかって構わないと思います。

せっかくタダでいろんなことを教えてくれるのですから、やはり有効に使わない手はありません。

投資に関するセミナーであってもなくても、自分にとってのヒントをとにかく一つでもつかんでセミナー会場を後にすることが大切だと思います。

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澤井豊オフィス澤井 代表

投稿者プロフィール

1964年、富山県生まれ。大学卒業後、大手株式専門証券株式会社に入社。学習塾を運営する未上場会社に転職後、会社を東証2部上場および東証1部上場に導く。人事・財務・IR・総務の経営リーダーとしてM&A、会社分割、グループ経営移行を行い、社員研修においては延べ1万人以上に実施。ライフプランに沿って経済的自由を得た後、会社を50歳にて退職。

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