人生には必ずしも「正しい/間違い」はありませんが、その人生を司る人間には「好き/嫌い」があります。
通称「好み」と呼ばれるもので、人の性格はこの「好み」が影響を及ぼしてできています。
性格だけならまだしも、経営者や上司などは自分の好みで物事や人間を判断してしまうという厄介な行動パターンを持っていたりします。
そのため、下にいる部下や社員や取引先などはに理不尽な扱いを受けることになり、悲喜こもごもが生じます。
・・・・・・・・・
他者の言動が癪に障る/気に入らない・・・好感が持てる/共感できる・・・といった気持ちには人それぞれの好みが深く関係しています。
相手に影響を与えるほうも、影響を与えられるほうもそうしたことに留意しておく必要があります。
特にビジネスにおいては必ずしも論理的な流れになるとは限らないと知っておくことは大切です。
また、人によっては後に自己嫌悪に陥る人もいます(←優しい人でしょうね)。
自分で自分の心を傷つけてしまいがちな人は「なんでこれ・この人を許せないんだろう・・・」と後で自分を責めてしまいますが、あまりにそれを多発することはうまくありません。
他者などを許せない自分を責めるのではなく、そこで起きたことが単に自分の好みではない、と割り切ったほうが精神的にラクです。
「自分の好みでないだけ・・・」と言い切ると、気持ちは和らぎます。
そのミスの仕方は自分の好みではない・・・
あの人のやり方は自分の好みではない・・・
その考え方は自分の好みではない・・・
ただそれだけのことだ!・・・と理解するようにしてあまり深刻になりすぎないほうがベターだと思います。
出来事や相手の言動を客観的に受け止めるように心がけ、かつ、自分の正直な気持ちも押し殺さないようにするのが良いと思います。
自分を守り、精神を安定させ、心を傷つけないように意識を向けてみると、日々の仕事のストレス・疲れも少しは取れると思います。