世の中には「完全な完璧主義」の人はいませんが、「不完全な完璧主義」の人はけっこういるものです。
家の掃除にしても、料理にしても、服装にしても、また仕事上のやり取りにしても、100%完璧までは至っていないけどそれに近いヘンなこだわりがあって傍から見れば妙に細かいことにうるさすぎる・・・といった人たちです。
ある意味では素晴らしいことなのですが、それが他者に嫌な感じを与えてしまっているとしたらちょっともったいない「行き過ぎの性向」となります。
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仕事やビジネスでよく言われることですが、「完全完璧を待っていたら結局何もできない」というのは当たりだと思います。
事前の準備を疎かにしてはいけませんが、でも、かといって100%の準備が終えるのを待っていたらいつまで経っても準備が終えることはありません。
行動機会が減少・滅消し、かえってもったいないことになります。
うまく人生を変えられた人/いつしか成功への階段を上り始めた人・・・というのは、すべてがうまくいくのを待たずに行動を起こしています。
ある程度の準備などはしますが、そこそこのレベルに至ったならそこから先の準備はあえて無視して、それよりも本来の目的成就のほうを優先して行動に移しているわけです。
この姿勢はとても重要だと思います。
準備はどこまでいっても完全完璧にはなりませんし、また、世の中というのは人が想定できることを超えて動いているものです。
その想定外のことが起きて初めて人はそこから学び(=失敗を活かして次への足掛かりとする)、新たな準備をすることができるようになります。
失敗したくないと思う気持ちはわかりますが、その意識が強すぎて「確実」を求め過ぎると結局は何も行動できなくなります。
俗に言えば「つべこべ言わずにやってみる」といった感じが大事です。
下手な考え休むにしかず・・・という言葉もあるように、多少の準備やリスク排除を心掛けたならそこから先は実際に行動に移ることがもっと重要なことだと思います。