家電通販会社として有名な「ジャパネットたかた」は、もともとは長崎県佐世保市にある小さな町のカメラ屋さんがそのスタートだったそうです。
創業者の高田明さんは通販事業を始める前の15年間、昼間はカメラの販売をし、夜は近くの温泉旅館で団体客の写真を撮ってその日のうちに現像して翌日朝に旅館で販売する・・・という営業手法を繰り返していたそうです(←ツアーで海外旅行にいくとこれはまだ見かけますね)。
そんなある日、知人を介してたまたま出演することになった地元ラジオ局の番組でコンパクトカメラを売ることになったっそうです。
ラジオなので商品を見せることができないため、できるのは「しゃべり」だけ・・・。
そこで彼の独特な声と話し方=卓越した話力で見事に商品の良さを語って50台以上も販売することができたそうです。
その金額100万円以上!
それは実店舗で売れる1か月分の台数・金額をはるかに上回るものだったそうで、これがきっかけになって高田さんはラジオショッピングに力を入れるようになったとか。
やがてテレビに露出する機会が増え、通信販売という営業手法に本腰を入れるようになり、商品もカメラだけではなく多様化していって今日のようになったそうです。
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何がきっかけで人生やビジネスが変化するかは誰にもわかりませんが、言えるのは「チャンスは掴もうとしなければ掴めないし、自分が見えていないだけでチャンスはいくらでもある」ということだと思います。
今がどうであれ、今のままが未来ずっと続くとは限りません。
もちろん好転しているかもしれない反面、うまくいかずに暗礁に乗り上げている恐れもあります。
でも、動いていれば(行動していれば)必ず事態は変化はします。
その変化を素直に受け入れ、自分の糧として、より良い人生を歩めるチャンスの一つだと認識することは重要です。
外部環境の変化のせいにして嘆き悲しむことは簡単ですが、それでは成長や発展はありません。
環境がどうであれ、自分の力で道を切り拓いて日々を楽しむように努めていれば、きっとどこかで何かが好転し始めてうまくいくようになると思います。
動いていれば必ず道は拓けるものです。
大事なのはそれを信じて毎日を誠実に、かつ真面目に暮らすことだと思います。