人は誰だって失敗をするものです。
でも、多くの人はその失敗をよく覚えていません。
よく覚えているのはとんでもなく大きな失敗です。
つまり、失敗のほとんどはよく覚えてないくらいの軽微なものだということです。
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歳を取ると過去の失敗談を嬉々として話すようになると言われますが、失敗を「良い思い出」にできるのは失敗を乗り越えたときだけだと思います。
仮に今まさに失敗している渦中では、とてもそれが良い経験だとは思えないでしょうし、他人に話せる心の余裕もないと思います。
問題解決に汗かき、神経をとがらせているに違いありません。
その失敗を何とか収拾することに成功し、一息つくことができたところから心の余裕を取り戻し、自分の中で時間の経過とともに徐々に消化して受け入れられるようになると思います。
もし失敗の原因を他者や他の要因に転嫁してしまうと、一生涯失敗から抜け出ることができなくなるかもしれません。
よく言われることですが、「失敗から逃げるな!失敗を受け止めろ!」の姿勢が大事です。
失敗を乗り越えたからこそ「失敗だった」と笑って言えるわけですし、そう言えるようになるためにも「失敗から逃げない」という不屈の精神が大切だと思います。