できるまでやる/繰り返しを嫌がらない

上司から「ここを直すように」と言われ、ちゃんとそこを直して再提出したのに、持っていったときに「ここも直すべきだ」とか「もう一回やり直して」などと言われると少しイラッとなります。

 

最初に指示をした上司の力量不足は否めません。

 

「申し訳ないが・・・」などと一言加えてくれれば気持ちも和らぐのですが、エラソーに再度指示をされるとカチンときますし、そうした経験を私は現役時代山ほど味わってきました。

 

それは「上司の行為や態度が理不尽だ」と思ってしまうからで、そこにあるのは自分は正で相手(上司)は誤という解釈なのかもしれません。

 

でも、人ってそういうものだと思います。

 

グッと堪えて訂正し、再再度提出したのに、そこでさらなる習性を指示された!・・・としたら、ほとんどの人は気持ちが折れると思います。

 

「何度も何度もやり直しをさせられてもうイヤだ!」と頭にくるのも仕方ないことだと思います。

 

そういう上司の部下になってしまった自分の不幸を嘆くばかりです。

 

とにかく嫌気がさします。

 

若者の離職が早期に起きてしまうのはそういうことも一因にあるような気がします。

 

・・・・・・・・・・・

適切なことをやっているのに意味のないことを何回もさせられる・・・というのは、人の意欲を大きく削ぎ落します。

 

一方、自分に能力が足りないから「できるまで何回もやる」というのは別の話です。

 

成長しない人は「繰り返しを嫌がる」傾向があり、できてもいないのに「できるまで繰り返す」ことを敬遠しがちです。

 

繰り返しを怠り、できないことができないまま・・・だとしたら、そこに成長があるはずがありません。

 

「できない人ほどできるまでやらないといけない」のに、繰り返しを嫌がります。

 

一方、成長する人というのはこの繰り返しを受け入れます。

 

「自分ができていないのだから、できるまでやるのは当然だ」という意識を持っていて、繰り返しを厭わず行ないます。

 

受験勉強でも同様です。

 

成績の良い生徒はできなかった問題/間違えた箇所を繰り返し反復勉強しますが、成績の悪い生徒というのは自分ができないところ/テストで間違えた箇所をそのままにほったらかして身に付けようとしません。

 

その差は時間が経つほどに大きな差になっていきます。

 

成長する人は繰り返し行なうことで確実に身に付け、少しでもゴールに近づこうとします。

 

どんなプロフェッショナルな人も、「繰り返し」を繰り返しています。

 

何度も何度も挑戦し、失敗を重ね、ようやくその技術や感性を手に入れているわけです。

 

繰り返さないと向上しないという当たり前のことができないと、自身の成長はありません。

 

無能な上司のために時間を無駄にさせられるのは勘弁してほしいですが、自分の能力不足を補って成長するための繰り返し行為であれば、それは気持ちよく受け入れて努力することが大事です。

 

何かを向上したいと思ったら、繰り返して当たり前なんだという意識を持ち、繰り返しの行動を嫌がらないことが大切だと思います。

 

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澤井豊オフィス澤井 代表

投稿者プロフィール

1964年、富山県生まれ。大学卒業後、大手株式専門証券株式会社に入社。学習塾を運営する未上場会社に転職後、会社を東証2部上場および東証1部上場に導く。人事・財務・IR・総務の経営リーダーとしてM&A、会社分割、グループ経営移行を行い、社員研修においては延べ1万人以上に実施。ライフプランに沿って経済的自由を得た後、会社を50歳にて退職。

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