学校の授業・勉強というのは主に将来の進学・受験のためにしているようなもので、多くは過去の人類が見つけた「法則」などを覚えたり使いこなせるようにしているだけ・・・とも言えます。
その法則を体系立てて公式とか文法といった形にまとめて、効率よく覚えられるようにしているわけです。
ところが、大人になって社会に出るとこうした法則関係を使う機会はほとんど無くなり、むしろ新たに自分自身で見つけたり構築していくことが求められるようになります。
それを素早く適切に行なえる人は社会生活がスムーズに進み、会社内では昇給・出世が早かったりします。
逆に、それがなかなかできない人は無駄な行動が増え、社会生活にも馴染みにくかったり、出世も難しかったりします。
ビジネス書関係を読むのも同じで、これは著者が見つけたビジネスや人生の法則が書かれているので、それを読んで自分もその法則を使えるようになれば良し、それができないようだと以降本を読むのが苦痛になったりして読書離れが起きます。
各種セミナーも同じようなことが言えます。
だから、ちょっと極端なことを言うと、ビジネス書も読まずセミナーにも行かず何も勉強しないという人・・・自己啓発を怠っているような人は学生時代にインストールした学問の法則から何のアップデートもされていないままとなり、しかも加齢とともに忘却の彼方へ追いやってどんどん劣化していくので子どもに逆戻りの人生になります。
そんな生き方では成長がなく退化ばかりですから、人生で幸せになるのはちょっと厳しくなるかもしれません。
成長がないなら退化していくだけ・・・です。
自分でいろんな人生の処世術や生き様の法則を見つけられる人は優秀な人です。
社会人になりたてのころはそうなろう!という強い意欲が欲しいところです。
人生ではさまざまな苦難、障害、ネガティブな出来事、辛い体験が起こりうるものです。
それらの順序も重さも回数も一人ひとりまったく違いますし、同じ事象でも本人の受け止め方が異なります。
いつまでも「人生の処方箋は他の人から与えてもらうもの」だと考えている人は、壁にぶち当たったとき乗り越えるのが困難になります。
最終的には、そうした法則を自分自身で見つけ、カスタマイズし、使いこなすようにならないといけません。
それに気づくと学びの深度が変化し、日々の仕事も充実していくでしょうから、ゴールデン明けからはその意識をもって仕事に臨むと良いと思います。