サラリーマンが一念発起して会社を辞めて独立・起業をした後はもう元のサラリーマンには戻れない・・・と最初から覚悟しておくことが大事です。
もし独立が失敗したらまたサラリーマンに戻ればいいや・・・などというのは、本当に最後の最後の手であって、当初から頭の隅のどこかに置いていいモノではありません。
たまに会社を転職するような気分で独立する人がいますが、独立は転職とは違って自分でお金を稼がないと一文無しです。
サラリーマンのように黙っていたら給料が自然と振り込まれるということは100%ありません。
自分で商品やサービスを顧客に提供し、その対価としてお金をもらって売上を回収ということですから、少なくとも
1.商品・サービス
2.顧客
3.売上の回収
の3つが存在していることが大前提です。
極端なことを言えば、それらを一人で(ピンで)行なって、自らの手で生きていくということです。
生きていく・・・・というより「生き抜く」とか「生存する」という表現のほうがより深刻さが伝わるかもしれません。
そのためには「絶対に死なないようにする/殺されないようにする」というくらいの気持ちが必要です。
独立すれば何となくどうにかなるでしょ・・・といった甘い考えで安易に会社を辞めるとあっという間に干上がってしまいます。
「1.商品・サービス 2.顧客 3.売上の回収」のすべてを自分一人で行なう意識と覚悟がないと生き抜くことは難しいと言えます。
ちょっと厳しいことを書きましたが、サラリーマンが独立・起業すること自体は賛成です。
だからこそ余計にサラリーマンとして会社に守られているうちに「ビジネスマンとしての成長」を遂げ、力量を高めていくことが大事だと思っています。