大多数の一般人やビジネスで失敗しがちな人は、「価格」で良し悪しを判断しようとします。
目の前の「価格」に自分の判断基準が引っ張られてしまうわけです。
確かに価格が高いものにはそれなりの理由(わけ)があって、たいていの場合は「品質が高い」という理由(わけ)です。
でも、それが常というわけではないし、「価格が高いモノ」すべてに「価値がある」わけでもありません。
「価格」は、コスト・プロセス・需要と供給・・・などによって因数分解することができます。
モノの価値を単に「価格だけ」で判断するのはちょっとキケンです。
使用することで得られる「有効性/効果」や自尊心の向上などの副次的なものも含めて総合的に判断することが大事だと思います。
今の時代と昭和の高度成長期とでは人々が追い求めている「価値」に違いがあります。
かつての高度成長期は「安かろう悪かろう」で「高いものは価値がある/価値が高い」が常識でしたが、今ではその常識もかなり覆されています。
それでも大多数の企業は良心的なので「高いものは高品質→高いものは価値が高い」ことを貫いていてくれています。
でも、中にはそうでない悪質なところも増えているのも事実です。
物事の本質を見極める目を鍛える・・・本来の価値を適切に捉える判断力を養う・・・というスキルは大切だと思います。