韓国のあるドラマで「文字を習ったら収穫が増えるのか?」と言って文字の勉強を拒んだ農民がいました。
言いたいことはわかりますが、こうした近視眼的な発想をしていると人生は好転しません。
もっと長い目で未来を見据えた視点と視界を持つことが重要です。
「大局を視て小局を為す」ことが大事です。
長期目線を持ちつつ目の前の対策を必要に応じて講じる姿勢です。
地震・津波が起きて「逃げろ!」となっているのに、「まだ授業中だ、席を立つな!」という先生がいたらかなりのドアホです。
組織のリーダーの中には自分が常に正しいとカン違いも甚だしい人がよくいて、部下に理不尽なことを強制させ、客観的に見れば「大局と目先のバランス」がトチ狂っている人がいます。
ところが組織の上位に就くリーダーだけに誰も反発できず、その結果、諸問題を引き起こしたり、発生した問題をさらに大きくして社会問題にまで発展させたりします。
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短絡思考か?長期思考か?
前者は狩猟のイメージでそのため常に狩り続ける必要があります。
後者は農園経営のイメージがあり、狩り続ける必要はなく、「メンテナンス」をすれば済みます。
つまり、前者には「レッドオーシャン化」があり、後者には「桃源郷的な世界」が広がります。
世間を渡っていくには両方の側面をバランスよく併せ持つことが大事ですが、言えるのはやはり「大局を視て小局を為す」の姿勢を堅持することだと思います。