コミュニケーションがうまくいかなくなるとき、多くの人は「言い返すために相手の話を聞いている」、もしくは「端から相手の話を聞こうとしない」という態度になりがちです。
否定するために聞いていたり、「でもこうでしょ!」と相手の話を途中で遮って自分の正しさを主張しようとしたりします。
意識が「とにかく自分に有利な方向へ/自分が正しいことを突き付けてやりたい」という方向に向いています。
そのため、重箱の隅をつつくようにアラ探しが始まり衝突が増えます。
一方、コミュニケーションがうまくいっている人たちの間では「理解の確認」が適切に行なわれています。
コミュニケーションはやはり「2つの情=感情と情報の交換」が重要です。
「理解の確認」が適切に行なわれているとき、そこには「互いの冷静さ/平常心」が存在しています。
会社内でも「理解の確認」が正しく行われている組織やチームは、同じベクトル・認識で活動しています。
同じ認識で活動しているので生産性がアップしますし、些細なミスも減ります。
ポイントは「どんな態度で聞くか」ではなく、「こう理解したけど合っている?」と理解を確認することです。
理解の確認・・・はコミュニケーションを取る過程でとても重要な意識・行動です。
相手を叩きのめしてやりたい/相手に負けを認めさせたい・・・と思っているときは冷静さ・平常心を失っているときが多く、要注意です。
優れた結果を出したければ「相手と向き合う(対立)」よりも、「相手と同じ方向を見る(同調)」が大切です。
「私」×「あなた」という対立になってしまうと不必要なトラブルが生まれやすくなります。
大事なことは「私たち」という「同じ方向を見ている」状態をつくることだと思います。