
「なぜうまくいかなかったか?」と自分に問いかけると、人の脳はそのうまくいかなかった理由をたくさん探しだそうとします。
重箱の隅をつつくように、ほんのちょっとでもその理由になりそうな事であれば無理やりにこじつけてでも探そうとします。
そして、言えるのはそうしたことの答えはほとんど「自分の外にある理由」だということです。
たとえば、「景気が悪いから」「あの担当者の頭が悪いから」「〇〇君があんなことを言ったから」・・・といった感じです。
うまくいかなかった理由・原因への問いかけは、ときにネガティブな問いかけとなりがちです。
ネガティブな問いかけは結局は「過去への問いかけ」となります。
これをちょっと変えて、「あれはどうしたらうまくいったかな?」と目線を未来に向けるような問いかけにすると良いと思います。
すると、「今度はこうしよう」とか、「事前にチェックリストを作っておこう」とか、「紙に書いてボードに貼っておこう」・・・などといったように具体的な行動・前向きな思考が生まれてきます。
(原因ではなく)改善・工夫への問いかけが大事です。
そうすれば自然とポジティブな問いかけとなり、ポジティブな問いかけは未来への問いかけとなります。
どちらも稚拙な問いかけですが、重きは後者のほう(=改善・工夫の問いかけ/ポジティブな問いかけ/未来への問いかけ)に置くほうがベターです。
なぜなら、「過去は変えられないけど未来は変えられるから」です。
「過去は変えられないけど未来は変えられる」という当たり前のことに気づき、もう終わった過去のことで頭を悩ませるよりはまだ起きていない未来のことでワクワクした気持ちになるほうがベターだと思います。
質問の仕方をちょっと変えるだけで人生もまた変わっていくと思います。