人生や物事には、「最大化を狙うステージ」と「最適化を狙うステージ」があります。
最大化を狙う時期は、なりふり構わずいろんなことにチャレンジして、とにかく経験をたくさんして良いも悪いも含めて実績を多く積んでいくと良いと思います。
一方で最適化の時期には、無駄を省いたり自分の行動を振り返ったりして「効率性」を求めていくと良いと思います。
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ゼロからスタートするときはもちろん最大化を求めることが優先です。
だから、新入社員の立場にある人(新卒・中途採用や転職・異動で移ってきた人など)は、とにかくその職場で「最大化」を心掛けることが大事です。
自分は前からこの会社にいるから・・・などと見栄を張るのではなく、異動で新しい職場にきたからにはまっさらの状態だと認識して「最大化」に取り組むべきです。
何と言っても、その職場では「まだゼロ」なのですから。
最大化を求めるときは、まだこの段階で「これが本当に正しいか」とか「これが本当に効率的か」はあまり考えないほうがベターです。
そんなことを考える前に、ひとまず経験と実績を集めなければいけません。
失敗したくないと思う気持ちはわかりますが、その意識が強すぎて「確実/効率」を求めると、結局何も行動できなくなります。
中途採用で入社した人がとかく陥りやすいワナです。
ありていに言えば「つべこべ言わずにやってみろ」なんですが、下手に以前の会社での実績等があるだけに「ヘンに格好をつけてしまう」中途採用者は多いものです。
やってみなければわからないのだから、とにかくやってみる・・・というくらいがちょうど良いと思います。
失敗を含めていろんな経験をするから自分の実力に幅が出ていきます。
「正しさや効率性」を求めるのは次の「最適化」を狙うステージでやるべきことです。
自分のステージが今はどっちなのか?・・・をまずは正しく知り、その見極めを行なったうえで自分がとるべき行動の舵取りをすると良いと思います。